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【Illustrator】ロゴ制作、ロゴデザイン、タイトルデザインに困ったときのお助けテクニック8選
さくっとサンプル程度にロゴや作品タイトルを作りたいなーとなったときに、まったくアイデアが浮かばない! というピンチに陥ることはよくあります。
特にコンセプトやブランディングがなく「なんとなくかっこいいのつくってー」ってなったときの「やばい……」感は異常です。
文字を並べてはみるけれど、どうしたら「なんとなくかっこいい」が作れるものやら。何せ「かっこいい」の基準なんて人それぞれで、「わたしのかっこいい」が「あいてのかっこいい」と合致する可能性など本当にわずかなものなのです。
そんなふうに困った場合のお試しテクニックです。
とりあえず全部試してみて何にも出てこなかったら「寝る」「人と話す」「時間を置く」のフェーズに移行するべき。
なお、ロゴデザインは、本当に大事なものです。ロゴがシンボルとなってブランドそのものを示すようになるので、簡単に作り始めて簡単に「こんなもんでいっかー」となるのは絶対にやめましょう。
今回のコンセプトはあくまで「適当につくってー」と言われた時の適当に逃げる手段です。
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ロゴの文字を繋げる
一部を伸ばす、あるいは文字そのものを重ねるなどして繋げてみましょう。
繋げる部分のポイントは、
- 同じような形の文字
- 横書きの場合、次の文字に続くような横に伸びそうなライン
- 縦書きの場合、次の文字に続くような縦に伸びそうなライン(「す」とか「く」とか「う」の発音の母音が結構あたる)
- 明朝、セリフ体のうろこやセリフ部分
もしそういったものがなければ、
- 横書きの場合は横に伸びているライン(L、F、Tなど)
- 縦書きの場合は縦に伸びているライン(い、か、き、け など)
がねらい目です。
繋げることによって「まとまり」やすくなります。また、ラインが生まれることにより「境界線」がイメージされやすいので、ディスクリプションやちょっとしたディティールテキストなどがよく映えるようになります。
ロゴの文字を囲う
「繋げる」より強いまとまり感が出ます。ワインボトルのラベルのようなイメージを持っていると、利用用途の選択肢として想像がしやすいかもしれません。
これ単体で完成されやすいので、他に写真やイラストといった要素がない場合は、積極的に囲って視線を集めてしまうのがらくです。なお、ラベルやステッカーのような雰囲気になると、これもフレーバーテキストがよく映えるようになります。
ロゴの文字の穴を埋める
あらゆる空き要素を埋めていきます。特に句読点、漢字の多いテキスト・センテンスタイプのロゴやタイトルに効果的です。空いている部分を埋めることで表面積が多くなりますので、ドロップシャドウや枠線などもきれいに映えるようになります。
また空き要素の埋めたポイントを色ではなくアイコンやイラストにしてアクセントを加えると、ギミックの効いたロゴに進化していきます。
カラーもRGBであればビビッドな蛍光色を選んでいくとインパクトのある仕上がりになるでしょう。
ロゴの文字を傾ける
傾けるものは
- 文字、ロゴの全体
- 文字、ロゴのパーツ
のいずれかになります。
全体を傾けると、余白ができるのでディスクリプションやディティールテキストが入るようになります。また、簡単なイラストや絵的なイラストがうまいことはまるケースがあります。何かしら入れたいときは傾けてみるのがいいかもしれません。
パーツを傾けるときはIllustratorの文字タッチツールが便利です。いろいろと変化のある構図になっていくので、遊び心のある構図となります。
傾ける角度は必ず「数値」をでコントロールしましょう。
自分の感性に従ってあいまいにやるとだいたい失敗します。ロゴ等が使われる紙や画面にはあらかじめ決められた比率があり、その比率の上でコントロールされる素材は、一律の数字で作られていたほうがきれいに見える確率が高いものです。
あと数値で回転させておくと、戻すときにラクです。「戻すときにラク」というのはとても大事な要素です。
ロゴの文字を長くする
長体をかけていきます。英語なら全大文字の時が意外と合う場合があります。
和文だと明朝体がよく合います。有名どころだとヱヴァンゲリヲンのマティス長体などがいい例です。すっとしたイメージになります。そのうえで縦書きにすると視線誘導的に下に落ちていくようになります。
ポスターのセンタリングしたキャッチコピーにちょっとした変化をもたらしたいときなどは結構有効。
ロゴの字間を空ける
字と字の間を空けます。高級感が出ます。
まるっこいポップな書体だとゆったりとした穏やかな空気が出ます。何事もゆとりと余裕、という雰囲気を出したいときには字間を空けるといいですね。
逆にきちんと「読ませたい」文章の場合は、字間を空けず、字と字の距離感を保ったほうがいいです。
句点は瞬き、読点はブレス、の位置づけですが、これと同じような気持ちで字間を考えるとうまくいくケースが多いような気がします。
ロゴに影を落とす
テキストに直接ドロップシャドウをするよりは、袋文字にしてその下に落とすなどしたほうが見栄えがよいです。ドロップシャドウは面積が広いほうがよい結果がでます。明朝体の細いところとかのドロップシャドウは逆に視認性を妨げてしまいます。
ロゴの文字を回転・反転する
文字列の一部分を回転させてみたり、反転させてみたりします。
人は「いつもと違うところ」に視線が引き寄せられますので、きちんとした文字列に納まっていない文字に引き寄せられます。
反転させると鏡文字になるので、これもまた面白い効果が得られます。
ホラーものなんかの逃げの手段でよく使いました……。
それでも何も出てこなかった場合はこういったところを眺めてみる
ロゴ制作を考えている方へのお役立ち記事から制作方法まで、ロゴのギャラリーとしてでなくロゴに関するあれこれは大概ここで済んでしまうほどです。とりあえずロゴ作らなきゃ、となったら一度は足を運んでみるべし。
テキストを打ち込むだけでロゴができあがるサイト。予算的に厳しいクライアント様にはここで作ってもらってもいいかも。
30ドルくらいですので3,000円です。破格です。この値段でロゴができるならそれでいい!という方に。
もうね、わずらわしいことしない。レディメイドのものから私の! を選んで明朗会計。
価格としてはロゴマーケット>ロゴ市>ロゴタンク のような形になっています。お値段によってクオリティやオプション、コンセプトのありなしがあります。
著作権は大概買い手に譲渡されます。案外ここで運命の出会いをするクライアントさんもいるのでは?
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