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【Illustrator10分レッスン】超初心者向き 実践型Illustratorの使い方講座その1 お花を描いてみる
今回のブログの見出しはコチラです!
初心者がIllustratorを勉強するにはどうしたらいいの?
まったくの知識なしの状態からIllustratorを勉強したい、という人から、「何から練習したらいいの?」と聞かれることはとても多いです。
Illustratorは、Photoshopと違って直感的に操作しにくい部分が多いからでしょう。特に「ベクターって何?」「パスって何?」という感覚から、苦手意識を持つ人はとても多いと思います。
「本とか読んでも、なんか小難しくてよくわからない……」
「項目が多すぎて覚えられない……」
「まず画面の配置から覚えなきゃいけないのに、可変的になるともうわからない……」
うんうんその気持ちよくわかります。興味がないものは覚えられないのが人間です。
座学や暗記が面倒くさい人は、もうやって覚えましょう! とりあえず使ってみて、反復練習です。すべてのスポーツと同じように何らかの「新しい知識」は反復と継続がものをいうのです。
Illustratorでお花を描いてみよう
とりあえずテキスト的なものを作ってみたのでDLして見ながらやってみましょう!
超初心者向き 実践型Illustratorの使い方講座その1 お花を描いてみる
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以下の記事内にも同じものを掲載していきますので、ゆっくりやっていきましょうね。
前提として
「画面上にパネルやツールが見当たらない!」となったときは、
- 最上部枠:メニュー(いかなる時も常に存在しています)
- メニューの下の枠:コントロール(メニュー→ウィンドウ→コントロールで表示非表示変更可)
- 左側の細長い枠:ツールバー(いかなる時も常に存在しています)
- 右側のタブがいっぱい並んでいる枠:パネル(メニュー→ウィンドウの中に全部あります)
となっています。
Step1.花びらを作成する
- ツールバー(左のバー)からシェイプツールをクリック
- Shiftを押しながら任意の場所にドラッグ
- ツールバー(左のバー)から選択ツールをクリックして、描いた正円をクリック
- ツールバー(左のバー)から回転ツールをクリック(アイコンが変わります)
- 描いた正円の一番下の線の上でAltを押しながらクリック
- 出てきたダイアログに「72」と打ち込んでプレビュー
- 円が移動したら「コピー」をクリック
ツールバーは長押しすると変化するものがあります。「あれー見当たらないなー」と思ったら、それぞれのアイコンを長押ししてみて下さい。
ツールバーの中にあるアイコンを選択すると、だいたいアイコンが変化します。
Step2.花びらを量産する
- Step1でコピー後に生成された円が選択されている状態(選択ツールでクリック)にします。(オブジェクトが選択されていると枠に沿って色が付きます。赤だったり青だったりしますがとにかく色が付きます)
- そのままCtrlを押しながらDキーをぽんぽんと3回押します。
- 出来上がったすべての円を選択します。(Shiftを押しながら一つずつクリックorドラッグで全部を囲う)
- パネル(右側のタブがたくさんあるところ)のパスファインダー(なかったらウィンドウ→パスファインダー)から「形状モード」の一番左「合成」をクリック。
- 好きな色を設定します。(要画像参照)
「Ctrl+D」は「繰り返し」のショートカットキーにです。
Step3.おしべやめしべを作る
やることは花びらとあまり変わりません。ちょっとコピーする対象が違うだけです。
- ツールバー(左のバー)からシェイプツールをクリック
- Shiftを押しながら任意の場所にドラッグ
- パスツールを使って線を描く(二回任意の場所をクリックするだけで描けます)
- ツールバー(左のバー)から選択ツールをクリックして、描いた正円と線をクリック
- ツールバー(左のバー)から回転ツールをクリック(アイコンが変わります)
- 描いた正円の一番下の線の上でAltを押しながらクリック
- 出てきたダイアログに「60」と打ち込んでプレビュー
- 円が移動したら「コピー」をクリック
- そのままCtrlを押しながらDキーをぽんと1回押します。
- 出来上がったすべてのオブジェクトを選択します。(Shiftを押しながら一つずつクリックorドラッグで全部を囲う)
- 回転ツールをツールバー上でダブルクリック
- 出てきたダイアログに「-60」と打ち込む
特にパスツールを使うことに慣れていない人は、パスツールをドラッグしてしまいがちです。
曲がらない線を描くとき、パスツールでは「クリック」のみで描いていきます。指定ポイントにアンカーを打ち込むと自動的に線で結んでくれるんですね。
世界を救う勇者が随所の封印場所にアイテムを置くと勝手に結界が張られるのと同じ原理です。(よくわからない)
Step.4花びらとおしべやめしべを重ねる
- 回転させたおしべやめしべのオブジェクトが選択されている状態で「Ctrl+G」(グループ化)
- 花びらとおしべ・めしべを選択し、花びらの方を一度だけクリックします(花びらの枠が太くなります)
- 「整列パネル」の中央整列「水平方向真ん中」「垂直方向真ん中」を一度ずつクリックします。
グループ化をすることで、いちいち一つずつのオブジェクトをクリックしなくても、グループ内にあるオブジェクト一つを選択するだけでグループ化したオブジェクトが選択できるようになります。
なお、ダブルクリックをしていくと、グループ化したまま中にあるオブジェクトを選択することができます。
フルーツタルトの状態がグループ化された状態で、フルーツタルトに上に乗っている様々な果物がオブジェクト、という感じですかね。ダブルクリックすると果物つまめるようになるんですよ。
Step.5 おしべとめしべに色を付けて完成
1.線と塗りそれぞれに色を付けて、完成
着彩の方法はいろいろあり混乱するかと思います。
Illustratorに「筆で塗る」という感覚はありません。「折り紙を貼る」あるいは「バケツで一気に流し込む」が着彩の基本です。スウォッチで好きな折り紙の色を選んで貼り付けるくらいの気持ちでいてください。
Illustratorの基本行動は「塗る」ではなく「選択→指示」の繰り返し
Illustratorはツールバーで「何をするのか」指定してから「結果どうしてほしいか」をパネルで選ぶ、という動作を繰り返して絵を描く……というより「作り」ます。
習うより慣れろ、ということもありますので、何度でも同じものを生成してみましょう。
レベルアップ手段として
- 花びらの形を変えてみる
- 色を「作って」変えてみる
- 大きさを変えてみる
などなどできるようになります。
動画
まとめ
使えるようになるツール
- 回転ツール(★★★★★)
- 選択ツール(★★★★★)
- シェイプツール(★★☆☆☆)
- パスファインダー(★☆☆☆☆)
- カラーパネル、スウォッチ(★★☆☆☆)
Moreコンテンツで
- グラデーションツール(★★☆☆☆)
覚えられるショートカット
- Ctrl+D(繰り返し)
- Ctrl+G(グループ化)
- Shift+ドラッグ(比率を守った図形の描写)
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