WordPressのメインループとメインクエリとサブループとサブクエリとquery_posts()とget_post()とWP_Queryと

この間「あれーなんでこれASC指定なのに表示変わらないんだー？」ってなっていたら「これメインループやん」というところにいきついたのでメモメモ。

今回のブログの見出しはコチラです！

1 WordPressのメインループとメインクエリ
2 WordPressのサブループとサブクエリ
3 「have_posts()」…メインループに「表示数を制限」「並び順を変更」など条件を付けたいからメインクエリを書き変える
4 サブループに「表示数を制限」「並び順を変更」など条件を付けて表示する
5 まとめ

WordPressのメインループとメインクエリ

WordPressをいじっているとよく見かける下のコード。

<?php if (have_posts()): ?>
<?php while (have_posts()) : the_post(); ?>
<!-- ここにループ内容 -->
<?php endwhile; ?>
<?php else: ?>
<!-- 投稿が無い場合の内容 -->
<?php endif; ?>

<?php if (have_posts()): ?>

<?php while (have_posts()) : the_post(); ?>

<?php endwhile; ?>

<?php else: ?>

<?php endif; ?>

デフォルト投稿コンテンツ、固定ページ、カテゴリやアーカイブで利用されているこのコードは「メインループ」。
このコード＝メインループが、サーバーに設定したデータベースから呼び出す記事データの条件が「メインクエリ」。
メインループはメインクエリを発行して情報を取得し、ページとして「自動的に」表示します。

query:問い合わせ

WordPressのサブループとサブクエリ

別途、さらに見かけるのが下のコード。

<?php
$args = array(
'post_type' => 'Post', // 投稿タイプスラッグ:以下パラメータ
);
$the_query = new WP_Query($args); if($the_query->have_posts()):
?>
<?php while ($the_query->have_posts()): $the_query->the_post(); ?>
<!-- ここにループ内容 -->
<?php endwhile; ?>
<?php wp_reset_postdata(); ?>
<?php else: ?>
<!-- 投稿が無い場合の内容 -->
<?php endif; ?>

<?php

$args = array(

'post_type' => 'Post', // 投稿タイプスラッグ:以下パラメータ

);

$the_query = new WP_Query($args); if($the_query->have_posts()):

<?php while ($the_query->have_posts()): $the_query->the_post(); ?>

<?php endwhile; ?>

<?php wp_reset_postdata(); ?>

<?php else: ?>

<?php endif; ?>

上記メインループとは別途にループを使う際に利用されているこのコードは「サブループ」。
固定ページに投稿記事一覧を出したい、とか、アーカイブページに固定ページ一覧を出したい、とか、「テーマのメインとなっているループ以外にループを同ページに使いたい」となったときは、自分でメインループとは別に「これ出して！」とクエリを発行しないといけません。これがサブクエリ。
メインループ以外は全部サブループ。一ページ内部に異なるループが存在しているならどれか一つがメインループで他のループは全部サブループのはず。

サブクエリは上記の通り自分で「お願いねー」とやるので自動的ではありません。

「have_posts()」…メインループに「表示数を制限」「並び順を変更」など条件を付けたいからメインクエリを書き変える

1.非推奨：query_posts()

wp_reset_query　の記述を忘れると、他のページが変わってしまう可能性がある
データベースを再度読み込んでいるので表示速度が遅い
ページネーションやナビゲーション、カテゴリ選択などがうまく動かないことがある

「データベースを再度読み込んでいる」とはどういうことかというと、

「この情報表示するのね！　わかった、もってくるね！」（have_post())
「あっ、この情報の表示の仕方違うの？　わかった！　もう一回データベース行ってくるね！」（query_post()）
「これでいい？　表示するね！」

という手順をしているのですね。遅くなるわけです。

query_posts()は以下のように書かれています。何度でも書きますがもう非推奨ですよ。使わないようにしましょう。

<?php
$args = array(
'post_type'=>'post' // 投稿タイプスラッグ:以下パラメータ
);
query_posts( $args );
if(have_posts()) : while (have_posts()) : the_post();
?>
<!-- ここにループ内容 -->
<?php endwhile; endif; wp_reset_query(); ?>

<?php

$args = array(

'post_type'=>'post' // 投稿タイプスラッグ:以下パラメータ

);

query_posts( $args );

if(have_posts()) : while (have_posts()) : the_post();

<?php endwhile; endif; wp_reset_query(); ?>

昔のWEBなどにこういった記載があったら書き変えていきましょう。

2.functions.phpに書くpre_get_posts

pre_get_postsはアクションフック。functionで変更するページを指定しながら利用します。

function twpp_change_sort_order( $query ) {
if ( is_admin() || ! $query->is_main_query() ) {
return;
}

if ( $query->is_front_page() && is_home() ) { //ここで変更箇所を指定
$query->set( 'order', 'ASC' ); //並び順を変更
}
}

add_action( 'pre_get_posts', 'twpp_change_sort_order' );

function twpp_change_sort_order( $query ) {

if ( is_admin() || ! $query->is_main_query() ) {

return;

}

if ( $query->is_front_page() && is_home() ) { //ここで変更箇所を指定

$query->set( 'order', 'ASC' ); //並び順を変更

}

add_action( 'pre_get_posts', 'twpp_change_sort_order' );

サブループに「表示数を制限」「並び順を変更」など条件を付けて表示する

1.get_post()

テンプレートタグ。「setup_postdata()」で「the_title」や「the_content」のテンプレートタグを利用できるようになります。内部でグローバル変数 $post を書き換えているので、｢wp_reset_postdata();｣でリセット必須。
（つまりget_post()はsetup_postdate()を入れないとテンプレートタグが使えないってことです）

<?php
$args = array( 
'posts_per_page' => 5,
);
$myposts = get_posts( $args );
foreach ( $myposts as $post ) : setup_postdata( $post ); ?>
<!-- ここにループ内容 -->
<?php endforeach; wp_reset_postdata();?>
<?php else : ?>
<!-- 投稿が無い場合の内容 -->
<?php endif; ?>

<?php

$args = array(

'posts_per_page' => 5,

);

$myposts = get_posts( $args );

foreach ( $myposts as $post ) : setup_postdata( $post ); ?>

<?php endforeach; wp_reset_postdata();?>

<?php else : ?>

<?php endif; ?>

ちょっと複雑な表示の仕方の参考はこちら。

incloop.com

WordPressのカスタム投稿の記事内に異なるカスタム投稿の共通カスタムタクソノミーターム一覧を表示させるループの作り方

あるカスタム投稿ページで別のカスタム投稿の記事一覧が取得できて、かつそれがエディタ上で配置を変更できる、そしてその記事一覧が記事ページが属するタクソノミ―と同...

上記記事の内容は書き変えれば以下のWP_Queryでもいけます。たぶん。

パラメータはこちら。

2.WP_Query

クラス。内部でグローバル変数 $post を書き換えているので、｢wp_reset_postdata();｣でリセット必須。

<?php $args = array(
'posts_per_page' => 5,
); ?>
<?php $query = new WP_Query( $args ); ?>
<?php if( $query->have_posts() ) : ?>
<?php while ( $query->have_posts() ) : $query->the_post(); ?>
<!-- ここにループ内容 -->
<?php endwhile; wp_reset_postdata(); ?>
<?php else : ?>
<!-- 投稿が無い場合の内容 -->
<?php endif; ?>