記事の詳細

こんにちは。
火曜日担当の田中です。

今回のブログは…
ちょうど助成金の申請状況等をまとめる機会があったので、ご紹介したいと思います。
調べていく過程で新しい助成金も発見してしまいましたので、一緒にご紹介しますので是非読んでみて下さい。

キャリアアップ助成金

2017年4月12日追記———————————

※2017年4月~助成額が変更されております。
下記URL厚生労働省ホームページを参照して下さい。

——————————————————
厚生労働省のホームページ
助成額:最大110万円
対象:有期契約労働者

コースは大きく3つから

  • 正社員化コース(60万円 東京は最大110万円)
    →有期契約労働者を正規雇用し、継続して勤務している場合に助成されます。
  • 人材育成コース(800円/時間)
    →有期契約労働者を対象とした、OFF-JT/OJT等の実施で助成されます。
  • 処遇改善コース(10万円~60万円)
    →有期契約労働者の方の処遇を改善(時給の底上げ)の実施で助成されます。

なぜ東京は+50万円なのかは謎ですが、東京都の企業様はかなりおすすめです。
提出するにあたって、計画書をまず申請する必要があります。

ただパートさんを正社員にすれば60万円もらえるわけではないので注意してください。

特定求職者雇用開発助成金(母子家庭の方の雇用)

助成額:最大60万円助成
※勤務時間20時間以上、30時間未満の場合は40万円の助成額になります。
対象:週20時間以上勤務している母子家庭の方

母子家庭を対象とした、サポートの助成金になります。
この助成金もすぐにもらえるわけではありません。
条件があります。

弊社の場合、ハローワークにて雇い入れ登録というものが必要になります。
その後、労働局から助成金の申請書が届くので必要な書類をまとめ指定期間内に送る必要があります。
雇い入れ登録は雇い入れを行った月から6カ月後までに雇い入れ登録をしなければなりません。
例:2016年4月1日入社の場合、2016年9月末までに雇い入れ登録をしなければなりません。

なので今現在(2016年8月30日)で言うと、2016年4月以降の入社で且つ母子家庭であれば、この助成金の申請に間に合うかと思います。
該当する様であれば、紹介を受けているハローワークに問合せをしてみて下さい。

両立支援助成金

助成額:最大60万円の助成
対象:正規雇用者、有期契約労働者

  • 出生時両立支援助成金(最大60万円助成 2人目以降15万円)
    →男性労働者で子の出生後8週間以内に連続で5日以上の育児休暇を取得する事で助成されます。
  • 介護支援取組助成金☆(60万円の助成 1回のみ)
    →育児介護休業法を就業規則に取り入れ実施する事で助成されます。
    ※募集の人数が定員に達成する可能性が高いです。

この助成金は対象が企業全体になるかと思います。
出生時両立支援助成金は今回調べていて発見したものになります。

今までありませんでしたが、どうやら8月に更新があった助成金のようですね。
男性に育児休暇を取得してもらう事で助成してもらえるもののようですね。

そして、一方介護支援取組助成金ですが、こちらは名前にもある通り、介護休暇制度の導入をする事で助成しくれるものです。
制度導入に当たり、社内への周知、アンケートの実施、就労規則の制定とやる事はたくさんありますが、助成額が高額です。

職場定着支援助成金(個別企業助成コース)

助成額:最大100万円の助成

2017年4月12日追記———————————

※2017年4月~助成額が変更されております。
全てを導入し、生産性要件を満たした場合、最大122万円となっております。

——————————————————
対象:正規雇用者

  • 評価・処遇コース(10万円の助成)
    →現在の給与を下げず、給与に別途特別な手当を付与するシステムを導入する事で助成。
  • 研修制度(10万円の助成)
    新人研修等の研修制度を採り入れる事で助成(既に取り入れている場合は対象外)
  • 健康づくり制度(10万円の助成)
    →正社員に対し、定期健康診断以外の健康診断の受診をする事で助成されます。
  • メンター制度(10万円の助成)
    →労働者に対するキャリアアップを図ったメンタリング制度を設け、実施する事で助成されます。

こちらの助成金ですが、正規雇用労働者(正社員)の方が対象となる助成金です。
制度をこれから設ける事で対象となりますので、これから社内で昇給制度を設けようと検討している企業様にとっては使えるかと思います。

この助成金は計画書をまず提出をする必要があります。
計画書を提出する前に実施してもそれは無効となるようです。

なのでまずは計画書を作成します。
インクループでは健康づくり制度を導入しました。
その時のブログも書いていますので、参考にして頂ければと思います。

[過去記事]
職場定着支援助成金 雇用管理制度助成(健康づくり制度) 健康診断の受診に助成金が活用できます。

この助成金は一つ一つは10万円と少額ですが、この助成金の計画書を提出し、実施する事で会社の離職率が規定値以内であれば、追加で60万円助成を受ける事ができます。
なので、もし「新しく社内整備をする」という事であれば、こういった助成金もあるという事を参考にして頂ければと思います。

2017年4月12日追記———————————

※2017年4月~助成額が変更されております。
57万円で生産性要件をみたした場合は72万円となっております。

——————————————————

リンク集

紹介した助成金のそれぞれの詳細と申請用フォーマットがあるリンクです。
申請を検討しているようであれば、参考にして頂ければと思います。

キャリアアップ助成金

特定求職者雇用開発助成金

両立支援助成金関連

職場定着支援助成金(個別企業助成コース)

自分は社労士ではないので、助成金の紹介ぐらいしかできませんが、今回紹介した助成金をまとめた資料がありますので、こちらからダウンロードできる状態にしておきます。
よろしければ参考程度に見て頂ければと思います。

[助成金まとめ資料のダウンロードはこちらから]
2016年度版_助成金参考資料.pdf

助成金から見えてくる国の方針として重視しているキーワード

助成金について毎日のように調べている私ですが、いくつかのキーワードが見えてきました。それは以下の様なキーワードです。

雇用、女性の活用、社員への転換、新しい法律、介護、育児、研修、社内環境改善(離職率の軽減目的)

これらのキーワードに会社が関連してそうだなぁ・・と思うことがあれば、まずは助成金がないか調べてみることをお薦めします。
ほぼ確実に該当しそうな助成金が見つかると思います。

助成金の最近の傾向としては、「社員を正規雇用し、育成する」、「より良い職場環境を構築する」などの助成金が多いようです。非正規契約の社員が多いことが問題視されている昨今の日本の労働状態において、非正規雇用から正規雇用を重視するという取り組みを重視しており、それを支援していくという国としての大きな方針をこれらの傾向から汲み取ることができます。

日本経済の肝は「技術」です。ただその技術に対するアドバンテージが諸外国のすさまじい努力により失われつつあります。

誰にも真似することが出来ない、卓越した技術を開発し、商品化するためのプロセスを実現するためには、安定した雇用と、能力を十分に発揮することができる環境が必須です。以前の日本企業が実施していた終身雇用制度には悪い面もありますが、匠のような技術を育てていくという目的のためには適した雇用制度だったのではないかと思うところもあります。

今の時代に適した雇用を確立し、グローバルな競争に負けない体制を整えていくためにも、助成金を活用していきましょう!

Thank you for reading my blog.
See you next time.
Have a nice day.

この記事であなたの課題を解決することができましたか?

疑問点があったり、解決できなかったことがありましたら、お気軽にご相談してください。


ほかの投稿も読んでみませんか?

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

相模原のお店やサービスをどんどん紹介!

行ってみよう相模原 相模原市のお店限定

飲食店

ページ上部へ戻る