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6月1日からYahoo!が見れない?古いブラウザ、PC、スマホではYahoo!JAPANのWEBサービスを利用できなくなる様子。ご注意!
Yahoo!JAPANが2018年の6月1日以降、TLS1.0およびTLS1.1のサポートを終了するようです。
サポート終了後は、「TLS1.2」に対応していない古いブラウザーやパソコン、スマートフォン、タブレット、ゲーム機などからYahoo! JAPANが提供する全ウェブサービス(WebAPIを含む)が利用できなくなる模様。
今回のブログの見出しはコチラです!
TLSってなに?
TLSとはTransport Layer Securityの略語で、インターネットのネットワークにおいて情報を守るためのプロトコルです。
分かりやすく言うと、インターネットでやり取りされる様々な情報を、他人に盗まれたり、のぞき見されたりしないようにするための通信ルール、みたいなものです。試着室のカーテンとか旅行キャリーバッグの鍵とかそんな感じ。
SSLとの違いは?
SSLとはSecure Sockets Layerの略語で、TLSと同じくインターネットのネットワークにおいて情報を守るためのプロトコルです。
TLSはSSLを引き継いだプロトコルです。「なんで名前が変わったの」というと、開発した会社から移管されたから、という大人の事情。TLSもSSLもやっていることは特に変わりません。私たちの情報を守ってくれています。
WEBサイトを持っている方はご存知かと思いますが、サイトを作成する上でSSL化が大大大推奨されています。
だいたいどこのサーバーも、常時SSLオプションとなれば、現段階での最新バージョン「TLS 1.2」が含まれていることが多いです。
インクループもそうです。
>SSL証明書の取得費用0円!サーバー費用込み月額1,000円でHTTPS対応(SSL化)サービス開始!
Yahoo!JAPANはTLSの古いバージョンをサポートしなくなります。
現段階で最新バージョンであるTLS 1.2に全面移行するようです。セキュリティ強化ですね。
「別にそんなに取られる情報もないし、昔のままでいいからサポートしてほしいんだけど」という気持ちはよーくわかりますが、時代の流れはそうじゃありません。具体的にネット上で情報のセキュリティが甘いとどうなるか、というと、
- 迷惑メール、スパムメールが大量に届くようになる
- ネットショッピングなどで登録したクレジットカードの情報が引っこ抜かれて、請求が回ってくる
- 個人情報が引き抜かれるため、電話や住所がいろんな場所に勝手に出回り、利用される
- データが改ざんされ、やり取りした情報が不確かなものとなる
企業様にとっては信頼問題にもなりますし、ユーザーとしての我々も「そんなこと後になって知った」ではどうにもならない状態になってしまいます。インターネットは自己責任の世界ですからね。
サイズが合わなくなった服を無理やり着ていても窮屈なだけです。いろんなリスクもあります。最新バージョンに常に移行していくのは自分の身を守るために必要な行動と言えるでしょう。
そういうわけでYahoo!さんはきちんと情報を守るために、古いプロトコルのバージョンを打ち切るのです。
具体的にどうなっていくの?
まずはここでチェック。
https://security.yahoo.co.jp/news/tls12.html
チェックして「対処が必要です」と表示されている場合は対処方法を参照することで解決します。
OS
- Windows XP以前Windows Vista以前
- MacOS X 10.8以前
以上のOSは入れ替え作業が必要となります。
ブラウザ
- Internet Explorer 10以前
- Chrome 29以前Firefox 26以前
ブラウザではTLS1.2が無効化されている場合もあるので、設定変更が必要な可能性があります。
スマホ・タブレット
- Android 4.0.4以前
- Android 4.1~4.4.4
- iOS 5.0.1以前
インターネットを利用するためのツールはこまめなアップデートを!
iPhoneなどはアプデ直後にバグが発見されることが多々あります。Windowsに関しても使い勝手が悪い、という理由で昔のバージョンを使い続けている方は多いと思いますが、総じて危険です。
すぐにアップデートする必要性はありませんが、ある程度情報が整い「大丈夫そうだな」と思ったらアップデートしましょう。特にアップデートしない理由が「新しいバージョンは使いにくそう」というものであれば特に注意が必要です。
アップデートはより良い方向に物事が向かうための施策です。
悪くしようとするアップデートなんて本来は存在しないのです。
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