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PhotoshopCCで画像の入れ替えが簡単に!クリッピングマスクよりフレームツールが便利
2018年10月15日に大型アップデートが入って、Photoshopの機能がバリバリ向上しました。
そのうちの一つに「フレームツール」があります。
今回のブログの見出しはコチラです!
フレームツールって何?
画像のプレースホルダーフレームを作成できるツールです。
「プレースホルダーフレームってなんだよ」と言いますと「place holder」で「取りあえず入れておく仮のハコ」くらいの気持ちです。
実はこの機能、AdobeXDにもあって、これがWEBのプロトタイプを作るのに大変便利便利なんですね。
AdobeXDの場合は単純にシェイプツールで箱を作り、そこに画像をドラッグアンドドロップすればプレースホルダーフレームになるという仕様でした。リピートグリッドと組み合わせるとサンプル画像が簡単に挿入できて楽ですし、書き出しもきちんと一枚一枚してくれます。
AdobePhotoshopになると、これが専用ツールになります。
AdobePhotoshopのフレームツール
使い方はいたって簡単。ツールパレットからフレームツールを選択し、任意の場所でドラッグするだけ。
「属性」パネルからサイズを指定したり、線を設定することも可能です。
このパネルにライブラリから画像をドラッグ&ドロップしたり、ローカルのフォルダにある写真をドラッグ&ドロップします。こんな感じ。
control or commandキー+Tでバウンディングボックスがでますが、これはShiftを押しながらドラッグで様々な比率にサイズ変更が可能です。Shiftを押さないままだと比率を保ったまま変形します。
ダブルクリックを二回すると、中の画像のみ変形が可能になります。プレースホルダーと中の画像が別々になっているのはありがたいですね。
画像はすべてスマートオブジェクトに変換された上で配置されます。拡大縮小も安心です。
AdobePhotoshopのプレースホルダーは四角と丸と二種類あります。
また、シェイプツール・テキストレイヤーからプレースフォルダーを作成することも可能です。レイヤーから右クリック、コンテキストメニューから「フレームに変換」を選択することができます。
AdobePhotoshopのフレームツールにレイヤースタイルはどう反映するのか?
ごらんのとおり、通常通りレイヤーにレイヤースタイルを付属させると、効果は中の画像にのみ適応されます。フレームにレイヤー効果を適応させることはどうやらできないようです。ドロップシャドウが落ちない……。
フレームにレイヤースタイルを適応したい場合は、レイヤーを統合するほかないようです。(control or commandキー+E)
なお、スマートフィルターは問題なくスマートオブジェクトになった画像に適応できる模様。
型抜き・マスキング作業がとても便利に!
チラシやパンフレットの修正で画像のすげ替えってよくありますよね。ああいうところは今までクリッピングマスクを使っていましたが、フレームを利用しておくとあとあと修正がラクになっていいと思います。
何事も「あとのことを考えて作る」というのは大切なこと。
Photoshopの新しいこのフレームツールで、それがラクにできるといいですね!
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