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3/14のAdobeソフトアップデート「XD」「Photoshop」「Illustrator」「InDesign」「DreamWeaver」のまとめ
アップデート入れている間にメモメモ。
今回のブログの見出しはコチラです!
PhotoshopがAdobeXDで開けるようになりました!
イラレでWEBを作っていたタイプの人間としては「?」のような感じなのですが、アートボード機能が搭載されてからPhotoshopにおけるWEBデザインも進化していっています。
PhotoshopをAdobeXDで開く
- ショートカットキー「Command/Ctrl+O」
- ファイル>開く>psdファイルを選択
以下のアイテムが編集可能な状態でXDで展開します。
- アートボード
- レイヤー
- アセット
これらがファイルを開くだけで自動的に展開できるようになったのはうれしいですね!
配置したい画像をコピーペーストで配置可能
Photoshopの機能で、「1枚のレイヤーのみからコピー」あるいは「下層レイヤーを含んだコピー」を選択することができます。コピーはいずれも指定された選択範囲で行われます。
コピーされた画像はビットマップとして配置されます。スマートオブジェクトも全部ビットマップになります。
CreativeCloudを通して、アセットの取り込みが可能
PhotoshopのファイルをXDで展開すると、ファイルはXDになるため、再編集するためにはPhotoshopのファイルを編集し、もう一度ファイルをXDで開く、といった作業が必要になります。
けれど、PhotoshopファイルをCreativeCloudにインポートし、そこにXDからアクセスすることによって、Photoshopで編集したファイルがそのままXDに展開できるようになります。IllustratorとPhotoshopのリンク配置画像のように、XDとPhotoshopファイルを扱うことができる、ということですね。リアルタイム更新が可能になります。
CreativeCloudにインポートしていないと使えない部分を忘れないようにしたいところです。
アセットって結局何なの?
アセット(asset)とは、直訳すると「資産」「財産」の意味を持ち、PhotoshopやIllustratorでは各々のオブジェクトの書き出しの際に使われる機能の単語、として認識されているケースがありますが、実際のところ「そのファイルが持ち合わせている各々の要素」くらいの意味があります。
sample.psdのファイルの中には、レイヤーが5枚、うち3枚にレイヤースタイルがあり、あとの2枚はテキストレイヤー、という具合になれば、そのレイヤースタイルの各項目(ドロップシャドウや境界線)や、テキストのフォントやウェイトがそのまま「アセット」にあたる場合もあります。
詳しくはこちら
Adobe XDをはじめて使うPhotoshopユーザーが知っておくべきすべてのこと
>https://blogs.adobe.com/creativestation/web-everything-photoshop-user-needs-get-started-adobe-xd
PhotoshopをAdobeXDで開いたときに適応された状態で残る機能には限りがある
以下、PhotoshopファイルをXDで開いたときに注意したい機能のピックアップ
- シェイプやパスはそのまま「パスとして」取り込み
- フィルターはガウスぼかしのみ
- グラデーションは線グラデーションのみ、透過と透過中間点のサポートなし
- 境界線は塗りのみ、グラデーション/パターンはサポートなし
- レイヤーの透明度はフルサポート
- マスクは密度とぼかし、エフェクトを除いてフルサポート、展開としてはマスキング四角形
- フォルダにしたグループはそのまま開かれる
- レイヤーのロックは完全なロックになる
- テキストの文字組、段落スタイルはあんまりサポートされていない
- 縦書きテキストは横書きテキストになる
- ワープはサポートなし
- スマートオブジェクトは全部ラスタライズかされる(フィルターがかかっている場合はフィルターが適応された状態になる)
連携させたいならやはりCreativeCloudを通して使うのがベストかもしれませんね。
AdobeXDのアップデート
- XDファイルドキュメント間でのシンボルのコピペが可能に
- グループ化したオブジェクト(エレメント)のスタイルが同時に編集可能に
- Sketchファイルのサポート
塗りと線の設定がグループ化さえしてしまえば同時に編集可能になるのはらくちんですね。
あと無償のUIキットが追加されました!
> https://shared-assets.adobe.com/link/49f74d0d-070c-49cc-4cca-6fd3fa0cc809
キットについて詳しくはこちら
https://blogs.adobe.com/creativestation/web-free-adobe-xd-ui-kit-ecommerce-solution-create-pawsitive-user-experiences
Illustratorのアップデート
アンカーポイント/ハンドル/バウンディングボックスの表示サイズが変更可能に
高解像度のモニタを使っていると見えないことがあるんですよね……。
複数ページのPDFを一括インポートが可能に
これまでPDFを開こうとするとき、複数のページがある場合は一枚一枚ページを選択してどこを開くのか、というのを決めなければなりませんでしたが、これが全部一気に展開することが出来ます。スゴイうれしいです。Photoshopもそうなりませんかね?
データの流し込みで利用する「変数パネル」にCSVファイルが適応
Excel持ってない組に朗報じゃないですか! もしかしてGoogleのスプレッドシートと連携とれる日も近いのかしら……。
使ったことのない人が大半だと思いますが、変数パネルはIllustratorにもPhotoshopにも存在するので、「名前だけ変える」「リンクファイルだけ変える」などをしたいときはとても便利ですよ。
>変数パネルを使用したデータ結合
https://helpx.adobe.com/jp/illustrator/using/data-driven-graphics-templates-variables.html
3/14 Illustratorのアップデートについてはこちら
Illustrator CC / InDesign CC 2018年3月アップデートを提供
https://blogs.adobe.com/creativestation/dtp-ai22_1-id13_1-update
InDesignのアップデート
ショートカットがPhotoshopやIllustratorに対応
今まで単独で異なっていたInDesignのショートカットがPhotoshopやIllustratorと同じにすることができるようになりました。
新規ドキュメントに最新スマホとタブレットプリセット追加
「Publish Online」追加
ボタン一つでオンライン公開ができるようになる機能。
つまり、InDesignで作った様々なファイルが、オンライン展開可能なうえにデバイスを問わず表示可能、ということ……。しかもドキュメントに対する平均時間、合計時間、デバイスの表示割合の3項目においては解析さえされる……。
電子書籍や電子カタログには非常によい機能になりましたね……時代は進化する……。
PDFの個別エクスポート
InDesignにおいて、PDFファイルの書き出しは「範囲指定する」か「すべて一括で書き出す」かどちらかでした。
今回のアップデートで、全てのページを個別ファイルで書き出すことができるようになりました。
複数の囲み罫を搭載
3/14 InDesignのアップデートについてはこちら
Illustrator CC / InDesign CC 2018年3月アップデートを提供
https://blogs.adobe.com/creativestation/dtp-ai22_1-id13_1-update
Dream Weaverのアップデート
- Bootstrap 4に対応
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