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NVIDIA AI PLAYGROUND GauGANを使ってみた
NVIDIA Corporationはアメリカ合衆国カリフォルニア州にある半導体メーカー。主にはコンピューターグラフィック関連のユニットを開発して販売しており、様々な方面で利用されています。
研究も盛んでなようで、今回ちょっと面白いAIが発表されたので遊んでみました。
今回のブログの見出しはコチラです!
NVIDIA AI PLAYGROUND GauGANで自動生成するアートイメージ
簡単なストロークと色味だけでオートマチックにイラストを生成することが出来ます。
使い方は簡単。
- 上記URLのページから「LAUNCH INTERACTIVE DEMO」をクリックし、画面下部にある利用規約を読んで、チェックを入れる。
- 左の項目から好きなオブジェクトを選択し、左のキャンバスに自由に描き込む。
- 真ん中の矢印をクリックし、しばらく待機
- 画像が生成される
こんな芸術的な雰囲気も作成可能です。
GPU(Graphics Processing Unit)は「数値を計算する能力」
「絵なんか自動生成されて何になるの?」と思う方もいらっしゃるかと思いますが、「絵」が自動生成されることがすごいのではなくて、絵が「自動生成」されることがすごいのですね。
例えば私たちがパソコンで絵を描くとき、そこにあるのは膨大なピクセルデータですが、私たちはこれを一つ一つ手作業でデジタルのキャンバスに置いていきます。
この手作業で行っているデータの入力作業が全部自動になる、ということは、つまり工場でお菓子を自動的に大量生産していることとあまり変わりがありません。デジタルのなかで色とは16進法で表され、それらはすべてX軸とY軸とたまにZ軸で定義されます。
我々が視認するデジタルイラストは、こういった情報の集合体です。結果的に完成したものでそれが「何」であるかを判断します。
数値の集合体が、私たちが「何を見ているのか」を決めるというのは、なかなかにすごいことです。
数値で表せるデジタルイラストは、気象や地震のシミュレーションのような数値計算に役立つと考えられています。
「どうなるか」を仮設、予測、調査できる能力と、「どうしたいか」を表現、創作する能力
イラストレーターやデザイナーにはクリエイティブなセンスや芸術性が必要だと思われがちですが、実はこうしたエンジニアリングのセンスも必要です。
エンジニアやプログラマーには芸術性など不要と思われがちですが、何かを創り出そうとする意志や能力は芸術につながるものがあります。
AIやプログラムの登場で、自分が何をしたいのか、という客観的な自己理解を深めていく必要性は大きくなっているように感じます。この基礎ができていないと、グーグルの検索画面で適切な検索ワードを打ち込むことも難しくなりますし、また検索すればいい、という発想に至らない場合もあります。
論理的な思考は鍛えておくに越したことはありません。やっぱりプログラミング教室ってやっておくべきなのではないでしょうか。