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Illustratorでのイラストの描き方3つのポイント
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イラストとは何か
IllustratorとPhotoshop、どっちを使った方が絵を描きやすいか、と問われると、Photoshopだと答えるデザイナーさんが日本には結構多いと思います。
ペンタブを使ってインクを落とすように直接画面に絵が描ける、という点で、Photoshopはかなり直観的に「筆を走らせる」ことができます。
それに対してIllustratorのなんとも使いにくいことよ……だいたいパスってなんじゃい。と思っている方、たぶんたくさんいるんじゃないかなぁと思っております。Illustratorって名前がついているくせにイラスト描きにくいじゃん、となっていませんか?
Adobe Illustratorはアメリカで開発されたソフトウェアです。
つまり、Illustratorというネーミングはアメリカの意味合いでつけられています。英語圏だとイラストレーションというのは「文字であらわされないほぼすべての図形」と通じるものがあり、絵本の挿絵から、建築パース、図解、取扱説明書にあるものもイラストレーションと呼べるものにあたります。
日本でいうイラストというとアニメや漫画がポーンと出てきてしまうのは、日本がサブカルチャーに非常に密接にあるからなんですね。それもそれでイラストレーションなのですが、外国ではイラストという単語そのものが「?」になることがあるらしいのでお気を付けくださいませ。
で、何が言いたいかといいますと、Illustratorで描くイラストは、見眼の美しさと同等に、わかりやすさ、伝わりやすさ、イラストレーションの近くにあるテキストをより簡単に理解してもらうということに重きを置いています。
可愛い女の子のイラストやアニメのキャラクターを描きたいと思ったときに、Illustratorではツールが違うのです。
>IllustratorとPhotoshopの違いを比較してみる
Illustratorでイラストを描くときに押さえておくといいポイント
- 色は3段階、あるいは5段階で作成する
- 色の段階ごとにグラデーションを使う
- ハイライトとシャドウをつくる
大概のイラストはこれだけおさえておくと非常にリアリティのあるイラストになります。
色は3段階、あるいは5段階で作成する
よくいうアニメ塗り、というものになりますが、塗っているのではなく面を割っている、という感じに作成します。
ベースとなる1色を3段階、あるいは5段階ごとに明るさを分けて作成して着色すると、段階数が多くなるごとにリアリティが増します。最近では2トーンのアニメもありますが、環境光を考えることによって結構2トーンでもいい感じに仕上がります。
色の段階ごとにグラデーションを作る
グラデーションを置くときに、次の色につながるような形でグラデ―ションを作ると、なじみがよくなります。あえてつながらないようにグラデーションを作っても、影の明暗が綺麗に分かれて見眼がよくなります。
グラデーションを置いただけだとリアリティがでませんので、光源をきめて、光の当たる方から薄い色、順々に濃い色、としていくと、立体的になっていきます。が、このあたりはもうIllustratorの使い方というよりも、ものの観察能力になってきてしまいますね。
ハイライトとシャドウをつくる
物質がそこにある時には必ず光と影が生じます。いわゆる白と黒、というものになりますが、影に関しては黒、という単一の色で表現することがあまりありません。グラデーションや単色だけでも十分に表現できます。
また、物質だけでなく、シャドウを落とす、ということもできます。(ドロップシャドウ)これがよりイラストをリアルにしてくれます。
Illustratorは根気!
コツコツ頑張ればだれでも使えるようになる、それがIllustratorのいいところです。
使い方さえ覚えれば以下のようなイラストも一時間くらいで描けるようになります。
妥協しないこと、あきらめないこと、何事もそうですが、イラストを描くのも結構な時間が必要なんですね。
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