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小規模事業者持続化補助金の申請の採択率のカギとなるポイントを解説する
小規模事業者持続化補助金の2次公募の締め切りは5月27日(当日消印有効)ですが、申請書の作成のほうは進んでいますか?
商工会議所から「様式4 支援計画書」を発行して頂く必要があるため、その期間(約1週間)を考慮すると、5月上旬までに申請書を書き終えておけばスケジュール的にも安心して進めて行くことができると思います。
今回は申請書を作成する上で採択率のカギとなるポイントについて解説をしたいと思います。
公募要領の審査ポイントがすべて申請書内に書かれているか確認する
実はこのポイントは公募要領にすべて書かれています。
基礎審査
次の要件を全て満たしていなければなりません。満たしてない場合は失格となります。こちらは補助金の基本的な要件を満たしていれば問題ないはずです。
- 必要な提出資料がすべて提出されていること
- 補助対象者(26~28ページ)および3.補助対象事業(28~29ページ)の要件に合致すること
- 補助事業を遂行するために必要な能力を有すること
- 小規模事業者が主体的に活動し、その技術やノウハウ等を基にした取組であること
加点審査
以下の項目が加点要素となり、これらの採点結果から得点順に採択されますので、すべての項目が申請書内で書かれているかどうかがポイントとなります。申請書を書き終わったら、これらのポイントがすべて申請書内に記述されているかチェックすることを忘れないようにしましょう。
- 自社の経営状況分析の妥当性
- 自社の製品・サービスや自社の強みを適切に把握しているか。
- 経営方針・目標と今後のプランの適切性
- 経営方針・目標と今後のプランは、自社の強みを踏まえたものとなっているか。
- 経営方針・目標と今後のプランは、対象とする市場の特性を踏まえているか。
- 補助事業計画の有効性
- 補助事業計画は具体的で、実現可能性が高いものとなっているか。
- 補助事業計画は、経営計画の今後の方針・目標を達成するために必要かつ有効なものか。
- 補助事業計画に創意工夫の特徴があるか。
- 小規模事業者の活力を引き出すモデルとなるものや地方創生に資するもの等、特別な意義があるものであるか。
- 積算の透明・適切性
- 事業費積算が明確で、事業実施に必要なものとなっているか。
審査員が読みやすいように申請書を記述する
上記ポイントを踏まえた上で、次に重要となる要素が「分かりやすさ」です。
審査員はあらゆる分野に精通しているわけではありません。まったくその分野に関して知識がない方が審査をする可能性も十分に考えられます。
ということは、初めて読む人が流し読みでもある程度内容が把握でいるような分かりやすい文章にする必要があるということです。
分かりやすい文章にするために私が気をつけているポイントは以下の5つです。
- 見出しを読めば本文の内容が分かるような見出しを付ける
- 表、グラフ、写真やイラストなどを使って分かりやすく表現する
- 文章中の特に強調したいメッセージは太字にしたり、カギ括弧をつけたりする
- 専門用語は解説を加えるか、分かりやすい別の表現で記述する
- 文章を要素ごとに改行し、行間を開ける
添削をご希望の方はお問い合わせください
今回、採択率を上げるためのポイントを書かせて頂きましたが、それでもなんだか不安だという方は添削もいたしますので、お問い合わせ頂ければと思います。
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