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ロゴやイラストをきれいに見せたい!黄金比で作るイラストレーション
黄金比をなんとなく使ってみると「あ、なんとなくスタイリッシュ」な絵ができるのでそれの簡易的なやり方メモ。
今回のブログの見出しはコチラです!
黄金比とは?
近似値1:1.618、約5:8の最も美しい比率とされる貴金属比の一つ。
小難しいことを言っていますが、理解としては「あ、なんかきれーい!」って人に思われやすい比率の事です。
かのレオナルドダヴィンチも発見していたというこの比率、自然界にも頻繁に表れており、葉っぱの葉脈や巻貝などが自然的にこの比率を作っています。
類似の比率に以下のようなものがあります。
白銀比
白銀比には二種類あり、日本建築でよく利用されたり、日本の紙の規格である「A4」「B4」などで利用されたりしている「大和比」と、「貴金属比」の一種である比率と二種類あります。
- 大和比 近似値1:1.414 約5:7
- 貴金属比 近似値1:2.414 約5:12
日本のアニメのキャラクターにはこの大和白銀比を使っている場合が多いようですね。和もの、和テイストなデザインにはこの比率を用いるといい感じに収まったような気がします。気がするだけかもしれませんが。
青銅比
近似値1:3.303、約3:9
白金比
近似値1:1.732 約4:7
青銅比や白金比はあんまり「これ!」といった使用例がないのですが、この比率は意外とWEBデザインには取り入れていいのかもしれない……と勝手に覚えておくことにします。忘れるかもしれませんけど。
黄金比比率をIllustratorで手に入れるには……?
「黄金比 ベクター」や「黄金比 テンプレート」などで沢山配布していますが、ひとまずうちでもぽいっとしておきます。
黄金比テンプレート
1 file(s) 1.49 MBPhotoshopにはカスタムシェイプを利用した素材が配布されているので、利用してみてくださいね。
Composition Guides (Custom Shape Pack – Photoshop)
黄金比を使ったイラストの作り方
慣れない人はざっくりと下書きをしてから始めましょう。なんとなくしるしがあればいい程度なので付箋に書いたこいつをどうにか黄金比内に収めていこうと思います。
きたないな…。
適当に配置したら、ひとまず四角い比率表を当て込んでみます。
はい、この時点でだいぶダメダメな比率ということがわかりました!
無視して進めていきましょう。
線が拡大縮小につられて変わってしまうのがうざい、という方は、「右クリック>変形>拡大縮小」の「線幅と効果を拡大・縮小」のチェックを外します。
丸みのある部分にどんどんサークルを置いていきます。サークルはちゃんと四角の比率に合わせたものを利用し、サイズを変えないようにしましょう。
私の場合、さきに四角である程度の高さを決めます。
そのあとサークルで曲線を描きます。
スプーンはしんどいのであとでさします……。
ここまでできたらツールを持ち変えます。「シェイプ形成ツール」でいらないところをどんどん取り除いていきます。
ドラッグすると網掛けになるので、統合していきます。Altキーを押しているとマイナス表示になって取り除くことが出来ます。
出来上がった形がこんな感じ
ちょっとペンツールなどで整えます。
スプーンも書き足してこんな感じ。
着彩するとこんな感じ。
比較するとこんな感じ。
手描きは手描きの良さがありますが、Illustratorの本領は精密さ、緻密さ、正確さ。
スマートガイドやグリッドガイドをうまく利用していくと、下書きがなくてもポンポン描けるようになるようですが、このパズルゲームのような描き方は根気勝負な部分もあります。
そのぶん、らくちんなところはあるので、ぜひチャレンジしてみてください。
あ。氷描くの忘れた。
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