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世間はハロウィン一色ですが、デザイナーという職業は常に季節を先取りなので、すでに気分はクリスマスです。作るチラシはもみの木サンタにトナカイさん、終わればすぐにおせち料理という具合。

「クリスマスって秋だよね?」と言われるとあたまのおかしい子の扱いを受けます。そりゃそうだー。

そんなインクループのハロウィンはこんなことしております。

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ついでにクリスマスもやります。

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Adobe Illustratorの3D機能はマッピング機能付き

「重たそう」「実用性がわからない」などなど言われがちなIllustratorの3D機能ですが、わりと簡単な立体感を出すときに非常に重宝します。特に球体オブジェクトを作成するときはとても便利。

3D機能を使うステップは以下の通り。

  1. 立体に張り付ける模様を作ってシンボル化する
  2. 3D機能を適応する
  3. マッピング(立体の表面を覆う模様を立体に貼り付けること)する
  4. 拡張する

シンボル化すればなんでもマッピングできるので、ここはビットマップ形式の画像でも作成可能です。つまり、Photoshopなどで作成した画像を利用することも可能なんですね。

 

シンボルを作るためにシェイプツールと「Ctrl(command)+D」を活用する

Adobe Illustratorの3D機能を活用する

正方形ツール(Shift押しながらドラッグ)で作成した正方形を45度回転(Shift+ドラッグ回転)させて並べた(control or command を押したまま+D、形の数だけDを押す)の簡単パターン。

正方形ツールで作成すると、バウンディングボックスは正方形の辺に密着した状態をキープします。回転させてひし形になったものをつぶしたい場合は、パスファインダなどで一度統合か分割してしまうと、バウンディングボックスが正常に上下左右の長方形タイプで表示されます。

Adobe Illustratorの3D機能を活用する

 

長方形を描いて並べただけのパターン(control or command を押したまま+D、形の数だけDを押す)が二つ目。

その並べた長方形をシアーツールで斜めにしたのが三つ目。

シアーツールを適応するときは、必ず選択ツールで「斜めにするオブジェクトを選択してから」シアーツールに切り替えてください。画像の中心に、斜めにするときの基準点が出ますが、これはAltキー+クリックで移動することが出来ます。

Adobe Illustratorの3D機能を活用する

Adobe Illustratorの3D機能を活用する

適当に円を描いて重ねてくりぬくパターン4つ目。

シェイプ形成ツールの使い方はこちら。

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最後に「複合パスを作成」をすると、前面に均等にグラデーションが配置されます。

Adobe Illustratorの3D機能を活用する

後はクリッピングマスクでくりぬいておきましょう。

Adobe Illustratorの3D機能を活用する

星を並べただけの簡単パターンをもう一種類作って置きます。

 

効果>3D>回転体で球体を作成する

Adobe Illustratorの3D機能を活用するAdobe Illustratorの3D機能を活用する

Adobe Illustratorの3Dはベクター、つまりパスを使って形成されます。今回は回転体で作成するのですが、回転させると球状になる形は何か、というと「半月型」になります。

シェイプツールでShiftキーを押しながらドラッグ、正円を描いたのち、ダイレクト選択ツールに持ち替えます。

そのまま正円の一番左のアンカーポイントを選択して、deleteします。すると、左半分のパスが消えて、半円の外側だけを残したオープンパスが完成します。

オープンパスの端と端2つをダイレクト選択ツールで選択します。そのまま「control(command)+J」を押してください。JはJointのJです。

それぞれ着色して並べるとこんな感じ。

Adobe Illustratorの3D機能を活用する

 

さて、この中のどれか一つ、お好きなものを選んで、いよいよ「効果>3D>回転体」です。

Adobe Illustratorの3D機能を活用する

 

押した瞬間こんな画面になります。

Adobe Illustratorの3D機能を活用する

左の赤がきれいな球体で影がついているのがわかると思います。これでOKを押すと球体の完成です。

 

シンボル化した画像をマッピングする

Adobe Illustratorの3D機能を活用する

シンボル化したい画像を選択し、シンボルパレットにドラッグすると、ダイアログがポップアップします。特に何の設定もいりません。そのままOKを押しましょう。

 

Adobe Illustratorの3D機能を活用する

再び球体になったオブジェクトを選択し、アピアランスパレットを展開すると、「3D回転体」の項目があります。ここから3D機能は編集可能となっています。

クリックするとダイアログがポップアップするので、「マッピング」を選びます。

Adobe Illustratorの3D機能を活用する

ダイアログ上部の「シンボル」項目で、シンボル化した画像を選択すると、画面上に配置されます。「面に合わせる」やドラッグを使って、目視しながらいい感じのポジションを選んでみてください。

Adobe Illustratorの3D機能を活用する

出来上がったものがこんな感じ。

Adobe Illustratorの3D機能を活用する

もし、模様にも陰影を投影したい場合は「アートワークに陰影を適用」を選択してください。書いてある通り、重たくなりますが……。

 

Adobe Illustratorの3D機能を活用する

 

最後にアピアランスを分割して完成

Adobe Illustratorの3D機能を活用する

アピアランスを分割しないと、オブジェクトが常に半円の状態になりますので、整列ツールを利用するときかなり不便です。

オブジェクト自体を編集する必要性がなくなったら、オブジェクトは分割してしまいましょう。

 

 

Adobe Illustratorの3D機能を活用する

 

所要時間はおおよそ三十分くらいでした。

クリスマスあっという間ですから皆さんどうぞ楽しんでー!

 

 

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