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Excelでマクロを記録する方法
Excelのマクロを活用すると作業効率が大きく上がることがあります。
例えば「表全体に格子の罫線を引いて、外枠は太線」にするマクロを作成して登録しておけば、マクロを実行するだけで罫線が引けるようになります。
マクロを記録する手順をステップ・バイ・ステップでやさしく解説します。
今回のブログの見出しはコチラです!
マクロを記録する準備 - 「開発タブ」の表示
マクロを記録するためには「マクロの記録」ボタンを表示する必要があります。
実はこのボタン、最初は表示されておりません。
「開発タブ」を表示して、マクロの記録ボタンを表示しましょう。
開発タブの表示
[ファイル]→[オプション]をクリックします。
[リボンのユーザー設定]をクリックし、「開発」のチェックをONにします。
[OK]をクリックします。
開発タブが画面に表示されました。
マクロを記録する
今回は「表全体に格子の罫線を引いて、外枠は太線」にするという操作をマクロに記録してみます。
マクロの記録では、ひとつひとつの操作がすべて記録されますので、余計な操作が記録されてしまわないよう、記録させたい操作を予めイメージして、まとめておくことが大切です。
記録させたい操作は次の通りです。
- 表全体を選択する
- 格子の罫線を引く
- 外枠太罫線を引く
記録させたい操作が決まったら、いよいよマクロの記録をしてみましょう。
マクロの記録
次のような表が予め入力されているものとして、作業を進めます。
セルA3をクリックし、セルA3をアクティブセルにします。
[マクロの記録]をクリックする前に、必ずこの操作を行ってください。
マクロの記録後にセルA3をクリックしてしまうと、「セルA3をクリックする」という操作がマクロに記録されてしまいます。
[開発]タブをクリックし、[マクロの記録]をクリックします。
マクロ名に「表全体に罫線を引く」と入力し、[OK]をクリックします。
これ以降の操作はすべてマクロに記録されますので、余計な操作はしないように心がけましょう。
表全体を選択するため [Ctrl]+[Shift]+[:]キーを押します。
[Ctrl]+[Shift]+[:]キーは、アクティブセルがある場所を基準に、表全体を自動で選択することができる便利なショートカットキーです。
[ホーム]タブをクリックし、[罫線]の▼をクリックします。
一覧から[格子]をクリックします。
表全体に格子の罫線が引かれました。
もう一度、[罫線]の▼をクリックし、一覧から[外枠太罫線]をクリックします。
[開発]タブをクリックし、[記録終了]をクリックします。
これでマクロの記録は完了です!
マクロを実行する
作成したマクロを実行して、表に罫線を引いてみましょう。
例えば、次のような表を作成したとして、操作を進めます。
セルA12をクリックします。
[開発]タブをクリックし、[マクロ]をクリックします。
マクロ名の一覧から「表全体に罫線を引く」をクリックし、[実行]をクリックします。
表全体に罫線が引かれました。
マクロ有効ブックとして保存する
マクロを含むExcelファイル(ブック)は「マクロ有効ブック」として保存をする必要があります。
今回はデスクトップに保存します。
[ファイル]タブをクリックし[名前を付けて保存]をクリックします。
[コンピュータ]をクリックし[デスクトップ]をクリックします。
適当なファイル名を入力し、ファイルの種類を「Excel マクロ有効ブック(*.xlsm)」にします。
[保存]をクリックします。
いかがでしたか?
マクロの記録方法は一度覚えれば難しくはありません。
いろいろな操作を記録してみて作業の効率化にお役立て頂ければと思います。
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