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日本国内の2014年度のパソコン出荷台数が2009年度以来、5年ぶりに1000万台を下回ったそうです。

スマホに押され…PC国内出荷が1千万台割れ (読売新聞 4月23日(木)19時15分配信)

パソコンが一般的になったきっかけはWindows95

そもそもパソコンが一般的になったのはWindows95の発売がきっかけでした。

Windows95はインターネットに容易に接続することができるOSとしてお祭り騒ぎになるほどで、今で言うところのiPhoneの新しいバージョンが発売される時の行列のような現象がパソコンのOSとしての発売日に起こっていたかと思うと時代を感じます。

そんなWindows95が動作するパソコンのスペックをWikipediaで調べてみました。

  • コンピュータ本体 – 486SX以上を搭載したコンピュータ
  • メモリ – 8MB以上(12MB以上を推奨)
  • ハードディスク – 75MB以上の空きディスク容量が必要(インストールする機能により、さらに容量が必要となる場合がある)
  • ディスプレイ – 640×480以上表示可能なもの

486SXとか久しぶりに見ました。今は単位がすべてG(ギガ)になってしまいましたが、わずか20年前はM(メガ)の時代でした。20年で1000倍になったということですね。

インターネットのためにパソコンを買う人が減少したことが要因

パソコンは長らくインターネットに接続するためのツールでした。

しかしながら、今はインターネットをするためのツールとしてスマホとタブレットがあります。むしろこれらのほうがすぐに起動して閲覧することができる上、特定のサービスを快適に利用するために専用化されたアプリを利用することで誰でも簡単にインターネットを利用することができる環境が整っています。

つまり、インターネットを閲覧するという目的において、パソコンの役目は終了してしまったということです。

実際のアクセス解析結果でも2014年に変化が・・・

以下の図を見てください。これは弊社のお客様のホームページを閲覧したユーザーが利用しているインターネット接続デバイスの変化を表しているものです。

スマホの利用者がデスクトップを逆転

2014年の7月まではパソコンとモバイル端末のアクセス数がほぼ等しかったのに対して、2014年8月以降はモバイル端末のアクセス数が上回っています。

これはこのサイトに限らず、他のサイトにおいても2014年で逆転しているケースが多く見受けられます。特に女性の利用者が多いサイトはその傾向が更に強く、全体の70%以上がモバイル端末からのアクセスというデータもあります。

女性はパソコンよりも手軽に使用できるスマホやタブレットを活用する傾向が男性よりも強いということが予想できます。

パソコンはコンテンツを制作するツール、スマホは消費するツール

パソコンはすでに仕事で使うツールとしては完全に定着しており、パソコンの利用目的としてはOfficeなどで文章を作るため、またはプログラミングなどの開発を行うためのツールというのが多くなっています。つまり、パソコンはコンテンツを制作するためのツールなのです。

一方でスマホ、タブレットはコンテンツを消費するためのツールとして適しています。

これまでは制作者と消費者が同じツールを使用していましたが、インターネットの普及による一般化に伴い、目的に応じた最適なツールが生まれたということですね。

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