記事の詳細

スマホやタブレットの普及に伴ってパソコンの利用率が低下しているそうですが、これはどちらかの勝ち負けというものではなく、利用シーンに応じて適切な機器を利用者が選択しているに過ぎません。

これまではインターネットを利用するための機器はパソコン一択でしたが、閲覧や特定の用途に関してはスマホやタブレットのほうがパソコンよりも優れており、手軽に利用できるのが特徴です。

しかしながら、文書を作ったり、表計算をしたりなど事務的な作業に関してはパソコンのほうがまだまだ優れています。特に文字入力に関してはキーボードを使った入力方法が最適です。

今回はキーボードを使った入力が苦手・・・・という方のために、

誰でもキーボードがスラスラ打てるようになるとっておきの練習方法

をお伝えしたいと思います。

ここに書いているとおりに練習すれば、1時間練習すれば誰でもそれなりの早さでパソコンのキーボードを打てるようになります。

私自身がパソコン教室の講師を通して、50代や60代の方でも間違いなく打てるようになることを実感していますので、間違いなくオススメの練習方法です。

×ダメダメな練習方法:各キーに対応する指とホームポジションを覚える

下のような図はパソコン教室などでよく見かけると思います。キーボードにはそれぞれ押す時の指が対応付けられており、必ずこの指で押す必要はないのですが、長い歴史の中でこの指で押すのが最も適切であるということになっています。

そして、左手の人差指を「F」の位置に、右手の人差指を「J」の位置において、そのまま自然に指をキーボードに置いた状態のことを「ホームポジション」といいます。キーボードで素早く打つためには、何かのキーを押した時に必ずホームポジションに指を一旦戻すことで素早く打つことができるようになりますよ~!!

20150614_keyboard_02

・・・・というのが一般的なキーボードの練習方法だと思います。

こんな説明でキーボードが打てるようになるわけがありません。

全部のキーの場所を覚えるとか急に言われてもできませんよね。

もっと実用的で簡単に覚える方法があります。早い人であれば1時間もあればそれなりにスラスラとキーボードが打てるようになるでしょう。

今回はこの学習方法をお伝えしたいと思います。

ステップ1.まずは母音「あいうえお」をとにかく打ちまくる

ローマ字で「あいうえお」を打つために必要なアルファベットは「aiueo」ですね。

ということは、わずか5つのキーの場所を覚えるだけです。

Windowsのメモ帳やWordなどなんでもいいので文字を打てる状態にして、ホームポジションに指を置き、「あいうえお」を何度も何度も打ち込みましょう

この時に大切なのがキーボードを「絶対」見ないことです。

キーボードを見ずに指の感覚で場所を覚えてください。分からなくなった時は指をホームポジションに戻して、そこからやはりキーボードは見ずに「あいうえお」と打ちましょう。

10回くらい頑張って打ってみると、不思議なことに「あいうえお」が打てるようになってきていませんか?

とにかくキーボードを見ずに打つことを忘れずに!

ここまでできるようになれば、練習の5割は終わったようなものです。

20150614_keyboard_03

ステップ2.次は子音となるキーを打てるようになりましょう

ローマ字でひらがなを打つ時、先の「あいうえお」と打つ前に子音となるキーを押せば「か行」や「さ行」などを打つことができるようになります。

「かきくけこ」なら「ka ki ku ke ko」ですから、先程の「a i u e o」と打つ前に「k」を打てば良いだけです。

「あいうえお」は既に打てるようになっているわけですから、「k」の位置を覚えれば、「かきくけこ」は簡単にマスターできてしまいます。

そして次は「さしすせそ」、「たちつてと」と順番に打っていきます。

ひと通り終わったら、今度は「あいうえお かきくけこ ・・・・わをん」の順で最初から最後までひらがなを打っていきましょう。

実は「かさたなはまやらわ」を打つために必要なキーは以下のわずか9つ(青が左手、黄色が右手で押すキー)です。

先程の母音と子音、合わせてたった14箇所のキーの位置を覚えれば、一般的に用いるひらがな46字はマスターできてしまいます。

そう考えると、簡単に思えてきませんか?

20150614_keyboard_04

キーに対応した指を覚えるとさらにスピードアップ

今回の練習ではホームポジションは守ってほしいのですが、キー毎に対応した指の指定までは強制していません。

ですが、キーと指の対応をマスターできれば、入力速度が格段にスピードアップします。

先程の「あいうえお」を入力するときの指です。色分けすると分かりますが、「あいうえお」と入力するときの指は別々なんです。

20150614_keyboard_05

子音に関しても4種類の指しか使っていません。

全部に色が付いていると、覚えられる気がしないのですが、実際には必要なキーだけ覚えていけばいいわけです。

20150614_keyboard_06

今回の練習方法のまとめ

今回の練習方法はわずか2ステップです。

  1. 「あいうえお」と素早く入力できるようになるまで何度も打つ(これが基本なのでとにかく何度も!)
  2. 「かきくけこ」「さしすせそ」・・・「わをん」までの46文字を素早く入力できるようになるまで何度も打つ

1.をしっかり練習しておけば、2.は比較的スムーズに練習が進みます。

キーボードで素早く入力ができるようになると手で書く速度の2倍どころかそれ以上の早さで文章が書けるようになります。

頭に思い浮かんだ事柄を素早く可視化し、目で確認することでより良い文章を構成することもできるようになります。

キーボードを見ながら打っている方や、打つ速度が遅い方は、まずは「あいうえお」を何度も何度も打つところから始めてみましょう!

タイピング練習の腕試しをするなら!

キーボードの練習を楽しくするためのインストール不要のタイピングソフト3種類

e-typingが私は結構お気に入りです。
「Ninja」の称号より上のランクがあるのですが、まだ一度だけしか到達したことがありません・・。
ぜひチャレンジしてみてください!

【PR】相模原市産業会館パソコン教室

相模原市産業会館パソコン教室では「アットホーム」な雰囲気でパソコンを楽しく分かるまで学ぶことができます。

bana-pasoken-blog

この記事であなたの課題を解決することができましたか?

疑問点があったり、解決できなかったことがありましたら、お気軽にご相談してください。


ほかの投稿も読んでみませんか?

  1. アバター
    • れぞわん
    • 2018年 3月 14日

    とても 簡単で分かりやすい説明で
    しかも とてもやる気になれる内容で
    感動しました!今からちゃんとやって スラスラにできるようにがんばります!

  2. インクループ株式会社
    • インクループ株式会社
    • 2018年 3月 14日

    コメントありがとうございます!
    そうおっしゃっていただけるととても嬉しいです。
    がんばってキーボードスラスラになってください~~!!^^

  3. アバター
    • たまたま通りすがった者
    • 2018年 3月 31日

    何故「ローマ字入力」が推奨されるのか理解出来ず、今日までずっと「かな入力」でしたがようやく理解出来ました。
    「ローマ字入力」なら覚えるキーの位置が少なくブラインドタッチしやすいのですね。確かに「かな入力」の場合はキーの位置を覚え切れずにいつもキーボードから目が離せませんでした。
    しかし今日、ここの記事を読んで早速試してみると、速度は遅いし、打ち間違いも多いものの、将来的にブラインドタッチ出来そうな手応えがありました。少し感動しています。
    簡潔で分かりやすく為になる記事をありがとうございました。

  4. インクループ株式会社
    • インクループ株式会社
    • 2018年 3月 31日

    コメントありがとうございます!
    考える速度と文字を入力する速度が一致するくらいにまでブラインドタッチができるようになると本当に快適になりますので、ぜひ頑張ってみてください!
    こんなお礼を言っていただけると思っていなかったので、とても嬉しいです。
    こちらこそありがとうございます!

  5. アバター
    • サイレントマサ
    • 2018年 5月 01日

    そんな練習方法有ることすら知りませんでした。さっそく試します。ありがとうございました。

  6. インクループ株式会社
    • インクループ株式会社
    • 2018年 5月 01日

    コメントありがとうございます!
    練習頑張ってください~!!

  7. アバター
    • ツネオカトシオ
    • 2018年 9月 27日

    適当に打っておけばそのうち上達するよ
    ではなくこんな親切で分かりやすい説明の方法があるのですね。
    すばらしいです。
    よく「神講師」という言葉が最近使われますが
    まさにそのものですね。

  8. インクループ株式会社
    • インクループ株式会社
    • 2018年 9月 27日

    コメントありがとうございます!
    弊社では子ども向けのプログラミング教室も開催しているのですが、子どもたちもこの方法でメキメキ速くなっています^^

  9. アバター
    • ほとんどシニア
    • 2019年 12月 13日

    どのサイトにも指はホームポジションに戻す。とあるのですが、例えば薔薇と打ちたいときは指は bgarfa と置くのですか?
    それとも bara(この後ポジションに)に戻すのですか?お恥ずかしい限りですが自己流でやっていたので矯正したいなぁと思いまして。よろしくお願いします。

  10. インクループ株式会社
    • インクループ株式会社
    • 2019年 12月 17日

    コメントありがとうございます。
    ホームポジションに戻すことは重要ですが、例えば、baと打つときには、bは人差し指、aは小指で打つわけですから、bとaを打つ間にgに指を戻すということはありません。
    他の場合も同じでbataと打つ場合でも、bとtは人差し指で押しますが、その間にfに一旦指を戻すということはしなくてOKです。

  11. アバター
    • 初心者
    • 2020年 2月 24日

    あなたのおかげでかっこよくキーボードが打てそうです!ありがとうございます!

  12. インクループ株式会社
    • インクループ株式会社
    • 2020年 2月 24日

    コメントありがとうございます。
    かっこよくキーボード打てるようになるといいですね!

  13. 僕、8歳の男の子なんですけど、説明も細かくわかりやすくイラスト付きで記載されていたので1時間どころか30分でスラスラ打てるようになったので、インクループの三宅 崇之さんにとても感謝しています!これからも頑張ってください!

  14. インクループ株式会社
    • インクループ株式会社
    • 2020年 3月 11日

    コメントありがとうございます!
    スラスラ打てるようになって良かったですね!^^

  15. アバター
    • 45歳からの初事務職
    • 2020年 7月 01日

    この歳で、はじめて事務職につき、心が折れかけています。周りがブラインドタッチの中、タイピングもキーを見ながらで、速度も遅いので。この先、テープ起こしをやらなければならず、特打ゲームで練習をはじめても全くできないため、もう仕事を辞めようと思っていました。
    こちらのサイトを知り、もう一度 練習してみようと思いました。
    ただ、やはり皆さんより覚えが悪いようです。こんな私でも何度も繰り返せば、濁音まで打てるようになるのでしょうか……
    打ちにくいT、Rなどの文字は、どうしても見てしまいます……

  16. インクループ株式会社
    • インクループ株式会社
    • 2020年 7月 01日

    コメントありがとうございます。
    何歳からでも学ぶことはできます。弊社が運営しているパソコン教室は60歳や70歳の人もたくさんいらっしゃいます。
    皆さん、学ぶという意欲をお持ちで、どんどん覚えていくので、講師の私達のほうが驚かされてばかりです。

    最初は打ちにくい文字もあると思いますが、何度間違ったっていいんです。誰に怒られるわけでもありませんから。
    でも、見るのはなるべく減らしましょう。見てしまうと、見ないと打てなくなってしまいます。
    何度も何度もやれば、指が勝手に覚えてくれるようになりますので、とにかく繰り返しです。
    がんばってくださいっ!!^^

  1. この記事へのトラックバックはありません。

相模原のお店やサービスをどんどん紹介!

行ってみよう相模原 相模原市のお店限定

飲食店

ページ上部へ戻る