記事の詳細

WordPressのテーマにこういうのがあります。

http://wp-shotoku.com/

Shotoku

可変グリッドレイアウト、あるいはリキッドレイアウトフレキシブルレイアウト、と呼ばれています。ギャラリー、ポートフォリオといったコンテンツとはすこぶる相性のいいレイアウトです。

 

ポートフォリオ

英語直訳だと書類を運ぶ平らなケースのこと。紙入れ、札入れといったものですが、ファイルや書類ケースとほぼイコールで、美術業界、デザイン業界では「自己作品集」、金融業界ではリスク管理のための「金融商品の組み合わせ」のことを言います。ここでのポートフォリオは「自己作品集」に近い意味合いです。

 

jsによってレスポンシブが成り立つこのレイアウトですが、この間このレイアウトを実行したときに、「同じサイズの画像を使っているはずなのに、どうにもこうにも並び順がきちんと順番通りにならない」という現象に出くわしました。

 

バグかなぁ、なんて某シンプルオーダー開発者A氏や某WEB上女優Y氏と話をしていたのですが、今朝になって某A氏が「やっぱり画像サイズでした」とさくっと解決してくれましたブラーヴォ! まーべらす! すみませんその画像サイズつくったの私です!

 

たった1ピクセル画像サイズが違うだけで、可変グリッドレイアウトはきちんと作動しない場合があるということが判明しました……。

(使ったWordpressテーマはこちら>>gridsby フリーバージョン)

 

そんなわけで今回は「Photoshopで多量の画像を一括処理する」方法です。

 

Photoshopで複数ファイルを一度に操作できる「一括処理」「自動処理」「反復処理」

 

Photoshopのメニューから「ファイル」を選択すると、下のほうに「自動処理」という項目があります。

今回使うのは以下の項目。

 

バッチ

いわゆるBatch処理というやつで、意味としては「ひとたば」みたいな感じです。複数の段階を踏む処理をひとたばにして、これを繰り返し自動的に適応し連続処理をしていくこと。なお、複数の段階を踏む処理のことを、Photoshop上では「アクション」と定義しています。

 

ドロップレットを作成

上記であったバッチ処理をアイコン化し、ドラッグ&ドロップするだけでバッチ処理を開始してくれるようになります。バッチ処理をまとめて「ここにおいてくれたら実行するよー」的なやつですね。

Dropが「落とす」という意味でDropletsは水滴のような意味です。

 

手順

  • アクションを作成する
  • バッチ処理を適応する
  • 【応用】バッチ処理をドロップレットにする

アクションとはその名の通り「action」で「行動」を主に示します。Photoshop上で行ったすべての行動を全部丁寧に記録してくれる機能です。

今回は引っ張り出してきた画像をすべてモノクロの画像に変換する、というアクションを作ります。

2016-08-26_11h35_38

  1. 画像を開く
  2. アクションパネルの下にある「▶」再生ボタンをクリック
  3. 調整レイヤ―>白黒>プリセット>ブラック最大
  4. 調整レイヤ―>トーンカーブ
  5. レイヤーをダブルクリック>レイヤースタイル>パターン「乗算」適応
  6. 画像を任意のフォルダに保存して閉じる
  7. アクションパネルの下にある「■」停止ボタンをクリック

以上でアクションの作成が終了です。

 

バッチ処理を適応する

  1. メニュー「ファイル」>自動処理>バッチをクリック
  2. 「実行」で繰り返すアクションを選択。(セット>アクションはアクションパネルを参照)
  3. 「ソース」で自動処理を行いたいファイルを選択(オプションは任意で選択)
  4. 「実行後」で任意の処理を選択(ここではフォルダを選択し選択したフォルダに保存する)
  5. 「ファイルの名前」でファイルドキュメントの名前や拡張子、シリアル番号などの指定ができるのでこちらも任意
  6. OKで実行。任意のフォルダにバッチ処理が適応されたファイルが生成されていく

 

【応用】バッチ処理をドロップレットにする

2016-08-26_11h35_49

  1. ドロップレットを保存する場所を選択する
  2. ドロップレットにドラッグ&ドロップしたときに実行するバッチ処理をアクションから選択する
  3. 「実行後」で任意の処理を選択(ここではフォルダを選択し選択したフォルダに保存する)
  4. 「ファイルの名前」でファイルドキュメントの名前や拡張子、シリアル番号などの指定ができるのでこちらも任意
  5. OKで実行。ドロップレットの上に任意のファイルをドラッグ&ドロップすると、任意のバッチ処理が実行される。

 

ただ単に画像だけ処理したいのであれば、バッチ処理のほうが便利。

Photoshopの画像アセット生成機能を利用しても、似たような画像の生成は可能ですが、全ての画像をモノトーンにしたい、すべての画像に同じようなフレーズを同じ位置に入れたい、なんて時にはバッチ処理のほうが断然便利です。邪道ですがすべての画像を一定の基準に基づいてリネームをしたい、なんてときにもバッチ処理は便利です。

ちなみにIllustratorでもバッチ処理は可能です。ドロップレットはないんですけどね。

 

毎回毎回なんか同じ作業してるー! という方は、バッチ処理、便利ですよ。

とりあえず画像を全部同じサイズにするところからスタートしてます、なんて人は、ドロップレットを専用で作っておいて、「あ、写真きた? じゃあ作業しますねー」な感じでさっくりドロップレットに写真をドラッグ&ドロップしてからコーヒーとか淹れちゃって、戻ってきたらもう画像がそろってます、なんて、とても優雅。それやりたい。

 

同じサイズの画像を使うときには、何が起こっているのかわからないので、洗い出しのつもりでドロップレットかけておいたほうがいいかもしれませんね、ということがわかった今回のあれそれでした。

 

そのサイトの公開は九月いっぴになるそうです。わあい。

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