記事の詳細

ドット絵は以下のような条件下でつくられていました。

  • 2色、4色、8色、16色……といったコンピューター上で扱いやすい色数
  • 透過処理が必要な場合は上記色数から1色減る(厳密には透過=透明な色があるためこれが1色としてカウントされる)
  • 16×16、24×24、32×32、48×48ピクセルがベーシック。

ちなみにサイズ感覚としてはこんな感じ。

上記図は比率を合わせただけで厳密にピクセルにそろってはいませんが、16×16に比較して48×48がめちゃくちゃ大きいというのは伝わると思います。この上に64×64もあります。
初代のドラゴンクエストが16×16の4色でつくられていたことを考えると、ドット絵の世界は大きくなるにつれて表現の幅をものすごく広げてきたわけです。

ドット絵を描くには?

WEBブラウザツールとしてはミニドット絵メーカーさんがおすすめですが、AdobeFlashが2020年に終了予定なので、こちらは使えなくなってきてしまいますね。

 

ミニドット絵メーカー2

 

その他こんなサイトも。

 

Dot Editor

Piskel

Piskelはフレームを増やすことでアニメーションも簡単にGIF形式で作れるようです。便利。

スマホアプリでも様々に出ています。片手間ポチポチが楽しいアプリ。

ドットピクト! かんたんドット絵アプリ iPhone | Android

ドット絵エディタ – Dottable iPhone | Android

ドットは根気、根気、根気!

普通のイラストであればモザイク化やピクセル化などのフィルターを利用してさくっとそれっぽいドットイラストを作ることができますが、よりドット絵らしいドット絵を作るとなるとやはりピクセルをポチポチしていくしかありません。こんな感じ。

パソコン教室ののぼりになりました。

相模原市立産業会館 パソコン教室

今回はあちこちの販促物で利用できるようにIllustrator=ベクターアートでドット絵を作成していきたいと思います。

ベース作り

ドラゴンと勇者を何も考えず50×50で作ってしまったので魔法使いは48×48で作っていきます。
ピクセルが多いとツライので、根気があんまりないんだよなーという人は16×16で始めましょう。

ファイル設定はこんな感じ。

ファイルの右上に「ピクセルのスナップオプション」があります。チェックしておきましょう。

まずシェイプツールで48×48の正方形を作ります。

画面に対してめちゃくちゃ小さいです。
この正方形を選択した状態で「オブジェクト>パス>グリッドに分割」を選択します。(CCでない方は「段落」とかになっていると思います)
設定はこんな感じ。

すると「なんだこれ」というようなパスラインが出来上がります。

4ピクセルごとにラインを引いておきます。あとあと作業がらくになります。
右上の「ピクセルグリッドに整合」をクリックして、全体のマスがきちんとピクセルに合っているか確認したのち、パスを引いていきます。一本引いて、コピペしたら「control+D」で繰り返しすると便利です。
見にくい場合は「control+Yでアウトラインを見ながら作業するといいですね。

以下動画。

全部選択(Shift+A)して、右クリック、「変形>拡大・縮小」パラメータは以下の通り。

作ったガイドラインを選択して、「control+5」でガイドライン化。すべてのグループを「control+Shift+G」で解除しておきます。

だいぶ作業しやすい環境になりました。
ガイド事に番号やローマ字を振っておくと、さらにやりやすい環境になります。
今回は中心線だけしるしをつけておくことにします。

ドット絵の描き方は人それぞれです。自由に色を置いていきましょう。

Illustratorで着彩する際、ダイレクト選択ツールや選択ツールを利用することが多いですが、ここまで細かくオブジェクトが整列していると、うっかりオブジェクトを移動させてしまうことがあります。
これを防止するために、ライブペイントツールが便利です。

ライブペイントツールは、矢印キーでスウォッチを左右に移動することが出来ます。あらかじめ決まった配色を利用する場合はこれが便利です。
「Altキー」でスポイトを利用することも可能です。

ここからはもうポチポチしていくだけです。

色数制限はご自由に。トーンを3色で構成するとより立体的に。

おおまかに形をとっていきます。

トーンをつけていきます。
ライブペイントツールはドラッグでオブジェクトを選択できます。

最後に「オブジェクト>ライブペイント>拡張」します。

できあがりはこんな感じ。

48×48に戻したい場合はこれを10%に縮小。

勇者と並べるととても勇者が荒いので、いつか書き直したい所存……。

根気がいりますが、ライブペイントツールを使って作業を効率よく行っていきましょう!
Illustratorで作成しておくと、拡大縮小がラクなので、ぜひお試しくださいませー。

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疑問点があったり、解決できなかったことがありましたら、お気軽にご相談してください。


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