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人は例を使ってうまく学ぶ
パソコン教室のインストラクターを10年近く続けてきた経験から、どのように説明をしたら分かりやすい説明ができるだろうか?
考えることが良くあります。
受講者にとってテキストは研修終了後に手元に残すことができるとても大事な資料です。
テキストにはたくさんのメモが書き記され、まさに世界に一つだけの自分のための羅針盤になることでしょう。
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当然のことですが、テキストに沿って授業を進めることの重要性
講師は「研修のそのときだけうまく進められればいい」と浅はかな考えではいけません。
研修の目的は技術の習得にあります。
習得をするためには反復をして知識を定着させなければなりません。反復のときに最も頼りになるのが「メモが記されたテキスト」なのです。
もし、講師がテキストに沿って研修を進めない場合、受講者は復習をすることがとても困難になることでしょう。
人は例を使ってうまく学ぶ
テキストには図解が盛り込まれています。図解などの例を活用して、人は効率よく学ぶことができます。
文字ばかりの説明では効率よく物事を理解することはできないでしょう。
これは過去の記事「文字だけでは伝わらない。一瞬で興味を惹くためには画像の活用が効果的!」でも触れています。
その点でも、今テキストの何ページについて説明をしているのか、テキストのページ番号を受講者に知らせなければなりません。
経験の浅いインストラクターはページ番号を知らせることを忘れがちです。
一人だけ突っ走って受講者を置いていってしまいます。
受講者一人ひとりの目をよく見ることから
分かりやすい説明を心がけるにあたって「この説明をしたら万人が理解できる」という説明はありません。なぜなら前提とする知識や経験が人によって異なるからです。
説明中は受講者の目をよく見ることです。
目は口ほどにものを語りますので、理解できない受講者は雰囲気で察知できます。
理解できていない受講者が居るならば別の説明で言い換えましょう。
例えば・・・という事例で説明をすると分かりやすい
人は例を使ってうまく学びます。ですから、イメージしやすい身近な事例に例えて説明をすると良いでしょう。
板書をしないインストラクターは工夫の余地あり
ひとつの説明で必ずしも全員が理解できるとは限りませんので、説明パターンは複数持っておくべきです。テキストに掲載されている説明は、あくまでも複数ある説明パターンのうちの一つでしかありません。
その説明で理解できない受講者には別の説明が必要になります。
その際、口頭のみではなく、板書をして図解して示してあげるべきです。
インストラクターの育成側に立つようになってきたこの頃。
パソコン教室のインストラクターの質を高めるために、どのような教育が求められるのか、考えるべきことは多いですね。
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