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事業を営んでいく上で、より良い結果を導き出すためにさまざまな取り組みが毎日のように行われていると思います。

そんな取り組みを可視化し、次の取り組みを明確にするための手法としてKPTという手法があります。

KPTを活用すれば、成功しているプロジェクトはさらに強化され、失敗しそうなプロジェクトであれば改善できるかもしれません。

KPTとは「続けることと改善すべきことを明確にして、次に試すことを考えるための手法」です

kpt

KPTとは「K:Keep」「P:Problem」「T:Try」の略です。

上図で示したような図を実際にホワイトボードなどに書いて、ディスカッションを行うのが一般的です。現在のプロジェクトの現状を把握し、改善案を出すために用いるために効果を発揮します。

Step1:いいところを見つける

KPTを進める上で最初に行うことは「良かった事を見つけること」です。

現状のプロジェクトの良い点をブレインストーミングで洗い出してみてください。良いと思っている事は人それぞれであることもありますので、私はKPTの会議の場では基本的にはブレインストーミングが良いと思っています。

いろいろと良い取り組みが出てくると思います。

ある程度出揃ったところで、続けるべき取り組みを選んでいきます。ポイントとしては現在進行中のプロジェクトの未来を考えた時に現在の取り組みがより良い効果を発揮するかどうかです。そのような効果が期待できる取り組みを選んでいきます。

Step2:問題を見つける

良い所を見つけたら、次は悪いところを見つける作業です。

こちらもブレインストーミングで現在の問題点を洗いざらい出していきます。良いところはなかなか見つからないものですが、問題点は数多くあるのではないでしょうか?

その際にはなぜ問題なのか?という理由も明確にしたほうが次のTryを考える上でやりやすくなります。なぜ問題なのか?という意識が会議メンバー間で共有されていないと、Tryを考える共通のベースが崩れてしまいます。

Step3:改善案を提案する

これまでに洗い出された「K:継続すべき良いこと」と「P:改善すべき悪いこと」を元に今度は「T:改善するために試すこと」のアイデアを出していきます。

これまでのKとPの議論の中で、なぜ良いのか?なぜ悪いのか?がそれぞれ明確になっていれば、Tの試すことの方向性は自然と導き出されてくると思います。しかしあがら、確実に問題を解決できる手段を導き出すのは大変な作業です。

ここで大切となってくるのは、KPTで導き出された「次に試す取り組み」をいかに早く実践し、そして再びKPTの場に戻すことができるかです。Tで試したことが、次の会議の場で「K」となるのか「P」となるのかは誰にも分かりません。試してみないと分からないことのほうが実際には多いのです。

インクループでも毎日のように改善案が飛び交っていますが、「良さそうだと思ったらまずは試す」がインクループの方針です。

より良いPDCAを実行するためにKPTを活用する

今回は「KPT」という手法をご紹介させて頂きました。

よくPDCAを回すという表現がビジネスの話では用いられますが、Plan-Do-Check-Actの略で、計画して、実行して、結果を確認して、改善するという手順を継続的に行うというものです。

より良いPDCAを回すために、考え方の一つとして今回のKPTが有効活用できると思います。

悪いところがあったら、どんどん改善し、より良い結果を導きだしていきましょう!

価値ある会議シリーズも良かったら読んでくださいね!

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