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【Illustrator】イラストレーターを使ってちょっとゴージャスに見えるひまわりを描いていくチュートリアル
ビールと迷ったんですが汎用性の高いひまわりでいきましょう。夏の風物詩といったらやっぱりひまわりですからね!
ビールはしるくえびすが一番好きです。
今回のブログの見出しはコチラです!
ポイントは3つ【ブレンドツール】【パスの変形】【グラデーション】
Illustratorをマスターするのに一番重要なのは、いかにパスを自由自在に使いこなせるか、という一点につきます。
ベジェ曲線が苦手だという方はいっぱいいらっしゃるかと思いますが、動的で編集可能なラインというのは慣れるととても使い勝手のいい子なんですね。タブペンで書く静止した味のあるラインもいいですが、Illustratorのベジェも負けず劣らずの「雰囲気」を作ることができます。苦手意識を持たずにぜひチャレンジしてほしい所存……。
ブレンドツール ~オブジェクトを混ぜるツール~
カクテルで比重の違うお酒を使うときれいに層になりますよね。イラストレーターのブレンドツールはそれと似たようなものです。最初に指定したオブジェクトのパス、および面の塗りと線の塗り等、オブジェクトが保有する情報をそれぞれ次にしていたオブジェクトに混ぜながら変化させていくツールです。
これを利用すると、「同じ形をコピー&ペースト」するよりももっと多彩なパスを一息に量産することができます。
パスの変形 ~パスをルールにのっとって変化させるツール~
メニューの「効果」にある「Illustratorの効果」の一覧にあるコマンドをオブジェクトに適応すると、それぞれのルールにのっとって、パスを自由自在に変形してくれます。いちいち自分の手でぽちぽち編集する必要はありません。「アピアランスを分割」するまでは編集可能な状態なので、制限なく納得するまで自分の思う通りの形を追求することができます。
グラデーション ~色の段階変化~
Illustratorにおけるグラデーションを理解するにあたって、結構いろんな人が苦しんでいるようです。だいたい以下のようなもんだと思っておくとわかりやすいかと思います。
- グラデーションパレット上で指定した色から色へ色が段階的に変化する。色はいくつでも増やせるし、グラデーションさせたい位置も自由に変更可能。
- オブジェクトが規則正しい形でなくても、一番端をつないで創られる仮想ボックスのなかで線形グラデーションは生成される。
- 最近は円形グラデーションのバリエーションが増えて、楕円系にもなるようになってきた。
- 円形グラデーションは、中心から外側に向かって色から色へ色が段階的に変化するが、この中心は任意で変更することができる。
- 同時にいくつかのオブジェクトを選択した状態で、グラデーションツールでドラッグし、グラデーションの向きを指定すると、複合オブジェクトでなくてもグラデーションが適応される
何を言っているんだ、と「?」な状態になった場合は一番最後の動画をぺろっと流し見てから、以下の手順でやってみるとわかりやすいかと思います。
1.花びらのベースとなる形をつくり、パスファインダ「分割」でグラデーションを配置するためのオブジェクトを生成しグラデーションを適応させる。
オブジェクトを分割するにあたって、単一のラインではリアル感がでないので、ちょっとだけアクセントを入れます。
ブレンドでベースラインを生成→パスの単純化でパスを簡単にゆがませる→「効果>パスの変形>ラフ」を使ってさらにパスに動きをつける→「アピアランスを分割」
2.分割したオブジェクトにグラデーションをつけ、ハイライト・シャドウをそれぞれ入れていく
分割したオブジェクトにグラデーションをつけたあと、「透明」パネルを使ってオーバーレイあるいは乗算などを使って「一枚の花弁」の立体感を出していきます。
花びらの描きこみによって、リアルなひまわりを演出することができます。ここで妥協すると後が全部パァになります。
3.ワープオプションを使って花びらの形を変形させ、アピアランスを分割、花びらの種類を増やす。
「効果」から「ワープ」を選ぶと、選択した任意のオブジェクトをワープルールにのっとって変形させることができます。
ついでなんで凝らないタイプの花弁もさくりと作っておきましょう。円形グラデーションの中心をずらし、楕円グラデに変形しただけのペラい花びらですが、これがいくつも重なるとなかなかに見栄えのするものができます。上記ブレンド等々がめんどくさいひとはこっちだけでもいいかもしれません。
4.回転ツールをつかって花びらを量産
一枚の花弁を回転ツールでコピペして増やしていくと、どうしても単一な形になってしまって、動きが出ずに見眼が楽しくありません。花びらのパターンをいっぱいつくったのはこのためで、これらをそれぞれ回転ツールで丸く配置していきます。
それぞれの花びらを配置するとこんな感じ
ここまできたら中身もやろうと思うのですがそれはまた来週に。
ちなみに一個コピペして変形させるとこんな風におしゃれな感じにもなります。
夏のPOPのアクセントに頑張って描いてみるのも一興です。
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