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Google Analytics便利ワザ!指定した秒数以上の滞在は直帰とみなさないようにする
ページを見て「一瞬で別のサイトへ移ってしまう人」と「じっくり読んだうえで別のサイトへ移っていく人」がいます。
これら2つのアクセスはGoogle Analytics上では両者ともに「直帰」としてみなされます。
前者は「あぁ~ぁ・・・求めていたページと違ったな。バイバイ」という感じですが後者は「おっ求めていた内容だ!ふむふむ・・・なるほど・・・ありがとう!役に立ったよ。バイバイ」という感じであり、両者の興味の度合いは全く違います。
何秒以上滞在したら「直帰」とはみなさないようにGoogle Analyticsを設定することができます。
これで、ページの持つ価値をより正確に測れるようになります。
設定はめちゃ楽!1行追加するだけです
設定方法はとても簡単で、Google Analyticsのトラッキングコードに次の1行を追加するだけです。
1 |
setTimeout("ga('send','event','adjusted bounce rate','page visit 20 seconds or more')",20000); |
この1行を追加した状態が、下図のような感じになります。
この例では20秒以上滞在したら「直帰」ではないよっ!という設定をしています。
秒数を変えたいときは?
20秒ではなく、30秒にしたい場合は次の2か所を変更してください。
こちらもとても簡単ですね!
ページを読んでくれたのか?それとも読んでくれなかったのか?
この設定によって、20秒以上滞在したセッションは「直帰」ではなくなります。
従って、この設定を行ったにもかかわらず直帰率が90%!!などという場合は「あなたのページ、第一印象最悪っすよ!顔洗って出直して来い!90%もの人がすぐに離脱してますよっ」ということになります。
この設定をした結果
アクセス数が常に上位の「3ステップでワード文書を画像(JPEG)に変換してみる」という記事の直帰率の変化をご覧ください。
下図のように90%以上あった直帰率が10%前後まで低下しました。
9割の人は20秒以上滞在していることになり、ちゃんと記事を読んでくれていることが分かります。
この設定をするだけでも問題解決のヒントを多く得られることと思います。
ご参考になれば幸いです。
コメント
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はじめまして。山田と申します。
現在のアナリティクスではトラッキングコードが以下のようになっているとおもうのですが、
window.dataLayer = window.dataLayer || [];
function gtag(){dataLayer.push(arguments);}
gtag(‘js’, new Date());
gtag(‘config’, ‘UA-××××××××-×’);
これに
【setTimeout(“ga(‘send’,’event’,’adjusted bounce rate’,’page visit 20 seconds or more’)”,20000);】
このコードを追加するにはどうしたらいいのでしょうか?
どの部分にこのコードをいれればいいかをおしえて頂きたいです。
よろしくおねがいします。
山田 様
コメントをありがとうございます。
ご質問の件ですが、おっしゃるとおり、現在のトラッキングコードはgtag.jsになっております。
この場合、以下のように記述ください。
参考URLもご確認ください。
■analytics.js から gtag.js に移行する
https://developers.google.com/analytics/devguides/collection/gtagjs/migration?hl=ja
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
window.dataLayer = window.dataLayer || [];
function gtag(){dataLayer.push(arguments);}
gtag(‘js’, new Date());
setTimeout(“gtag(‘event’, ‘page visit 20 seconds or more’, {‘event_category’: ‘adjusted bounce rates’})”,20000);
gtag(‘config’, ‘UA-××××××××-×’);
以上です。
よろしくお願いいたします。