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公益財団法人日本生産性本部の「今年の新入社員のタイプ」をテーマに考えてみた
Yahooニュースで過去記事(2014年5月2日の記事)が急にランキングにランクインしていました。それは以下の記事です。
いい加減やめてもらいたい「新入社員のタイプ」発表……今年は「自動ブレーキ型」
公益財団法人日本生産性本部が毎年発表している新入社員のタイプというものです。
今回のブログの見出しはコチラです!
平成27年度の新入社員のタイプは「消せるボールペン型」だそうです
Yahooさんの記事から拝借して、平成27年から平成15年までの過去12回分の新入社員タイプを列挙してみます。
- 平成27年度 「消せるボールペン型」
- 平成26年度 「自動ブレーキ型」
- 平成25年度 「ロボット掃除機型」
- 平成24年度 「奇跡の一本松型」
- 平成23年度 「はやぶさ型」
- 平成22年度 「ETC型」
- 平成21年度 「エコバッグ型」
- 平成19年度 「カーリング型」
- 平成18年度 「デイトレーダー型」
- 平成17年度 「ブログ型」
- 平成16年度 「発光ダイオード型」
- 平成15年度 「ネットオークション型」
うーん、見事なまでにその年に流行ったものですね。
さすがにこの発表を見て、本気でレッテル貼りをする人はいないと思いますが・・・
記事の中で横山信弘さんがレッテル貼り、全体を一般化してしまっているというご指摘をしていらっしゃるのですが、それはその通りだと思います。
コメントを見ていくと、
- まさにその通り!
- 「漢字一文字で今年を表すと・・」と同様の遊びのようなものであり、次の日には忘れているようなことだから楽しみのひとつとして見たほうがいいのでは?
- このようなレッテル貼りを真に受けて指導をするような上司こそ問題
などのように活発な意見が交わされています。
私はこの発表はレッテル貼りを目的にしたというものではなく、単なる今年の流行と掛けあわせた遊びのような気持ちで発表しているのだと思うところではありますが、この発表自体は不要かなと思います。
生産性本部が考えてるのにこの発表自体に「生産性がない」のが不要の理由です。
消せるボールペンだって、よく考えれば個性がある。ましてや新入社員は・・・
いやいや、消せるボールペンだと一括りにされたとしても、消せるボールペンだってメーカーが違えば、太さも違う、色だって違うし、店舗によって販売価格だって違う。同じように思えるけど、細かく見ていくといろいろと異なる要素がでてきます。
しかも、新入社員はモノではなく人間です。ボールペンなんかとは比べ物にならないくらい、一人ひとりが個性に溢れ、そして輝く要素を持っているはずです。
私たちがやらなければいけないことは、一人ひとりが持つ素晴らしい個性を見出し、適正を100%発揮できる環境を用意し、仕事を与えることだと思っています。
今年の新人は・・・、最近の若者は・・・、昔は・・・・
そういう言葉はよく聞きますが、それを言ったところで何も解決することはありませんし、何も始まりません。
むしろ、彼らの適正を見抜くことができない我々のほうに問題があるのかもしれません。。。。
今年の新入社員のタイプをテーマに考えてみましたが、私自身反省することもあり、今後は人を育てるということにさらに取り組んでいきたいと決意を新たにすることができました!
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