Zチャートで2年分の売上傾向を判断する方法をご紹介します。
ExcelにはZチャートを直接作る機能は有りませんので、専用の表を完成させたうえで、折れ線グラフを活用して作ります。

Zチャートとは？

Zチャートとは「業績が上がっているか、下がっているか」を一目で把握できるグラフです。
単純に2年分の売上を折れ線グラフにしても、季節変動により売り上げが上下するため、傾向を掴むのが難しい場合があります。
Zチャートなら、季節変動が吸収され、大まかな上昇／下降の傾向を把握できます。

Zチャートの作成ステップ

Zチャートを作るには「累計」と「移動年計」を作成します。何はともあれ、作ってみましょう！
必要なのは2年分の月ごとの売上データです。

累計と移動を計算する

次のような表があるとして、作業を進めます。

セルB14をクリックします。

［ホーム］タブの［合計］をクリックします。

Enterキーを押します。セルB14に合計が表示されます。

セルD2に「=C2」と入力します。

セルD3に「=D2+C3」と入力します。

セルD3のフィルハンドルをセルD13までドラッグしてコピーします。

セルE2に「=B14-B2+C2」と入力します。

セルE3に「=E2-B3+C3」と入力します。

セルE3のフィルハンドルをセルE13までドラッグしてコピーします。

Zチャートを作成する

セルA1～A13をドラッグして選択します。

Ctrlキーを押しながらセルC1～E13をドラッグして選択します。

［挿入］タブの［折れ線グラフの挿入］をクリックします。

下図をクリックします。

Zチャートができました！

推移の傾向としては、微増ですね。
実はこのグラフ、弊社サイト内のあるページのPV数推移でした。

いかがでしょうか、Zチャートも一度作ってみれば意外と簡単ですよ。

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切り捨て、切り上げ、四捨五入など、端数処理（丸める処理）をする機会は多いですね。消費税の小数点以下を”切り捨て”るときなどに使う関数を紹介します。

これらの関数の使い方は一つを覚えれば、すべて同じように使えます！
それでは下図の表を使って琵琶湖外周の小数点以下を切り捨ててみましょう。

セルC2をクリックします。

「=ROUNDDOWN(B2,0)」と入力をします。

Enterキーを押してセルを確定します。

小数点以下が切りすてられました！

ROUNDDOWN関数の解説

下図のように、ROUNEDOWN関数は、切りすて対象の数値と、切りすてた後の表示桁数を指定します。

桁数は「-1」「-2」などの負の値も指定することができ、指定した桁数とその結果は下表をご覧ください。

ROUNDUP関数もROUND関数も使い方は同じ

切り捨てのROUNDDOWN関数の使い方を覚えれば、切り上げのROUNDUP、四捨五入のROUNDも同様に使えます。

例えば、琵琶湖の外周を切り上げる場合なら、
=ROUNDUP(B2,0)

四捨五入なら

=ROUND(B2,0)

という具合です。

いかがでしょうか。端数処理（まるめ処理）で小数点以下を操作する機会はとても多いので、3つの関数を覚えてしまいましょう。

ところで、琵琶湖の外周って結構長いんですね。フルマラソン3回分とは！

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