相模原市の観光資源を視察しよう！ということで、宮ケ瀬ダムへの視察へ行ってきました。
宮ケ瀬湖畔エリアのクリスマスツリーは日本一の大きさ（過去の話ですが）で有名ですよね。私も行ったことありますよ。

「宮ケ瀬やまなみセンター」のご担当者によると、2015年の来場者数は160万人だったとか！
黒部ダムは100万人ですし、近隣にあるよみうりランドは134万人、ピューロランドは126万人ですので、意外にも宮ケ瀬ダムの観光客多いじゃん！という印象です。

ちなみに、東京ディズニーランドは1660万人（2015年）、ユニバーサルスタジオジャパンは1390万人（2015年）ということなんで、ディズニーランドの10分の1なんですね。

宮ケ瀬ダムとは？

宮ヶ瀬ダム（みやがせダム）は神奈川県愛甲郡愛川町半原と相模原市緑区青山、更に愛甲郡清川村宮ヶ瀬の3市町村に跨る、一級水系相模川水系中津川に建設されたダムである。湖名は宮ヶ瀬湖（みやがせこ）。

Wikipedia 宮ケ瀬ダムより

ということで、相模原市にも跨っているダムなわけです。

宮ケ瀬ダムは世界初のRCD工法で作られた日本一のコンクリートダムだった！

水とエネルギー館の木下様より、ダムについての説明をいただきました。

宮ケ瀬湖は宮ケ瀬ダムで作られた人造湖であり、中津川をせき止めて作られたものです。

ダムの特徴

• 日本一のコンクリート使用量！200万立方メートルを使用。
  これは横浜のランドマークタワーの体積と同等です。
• 日本一のコンクリートダムであること。
• ダムの中を降りていくエレベータは大変珍しい。
• 世界初の技法RCD工法で作られたダムであること。

ダム建設地の近くにコンクリート工場を作り、貨物用のケーブルカーで大量のコンクリートを運んで作られました。このケーブルカーが人気の乗り物となっている「インクライン」です。

水とエネルギー館はこのコンクリート工場跡地に建てられたものだそうです。

ダムが作られる前は281世帯 1136名の集落があり、ダムの為に故郷を離れたのだそうです。
このような皆様のご協力もありダムが作られているのですね。

インクラインに乗車

ダム建設時に活躍したコンクリート等を運ぶケーブルカーです。
傾斜角は30～35度で、スキーのジャンプ台とほぼ同じ角度だそうです。

スキージャンパーってこんな急斜面を滑ってるんですね。

涼んで楽しむ♪　夏に行きたい観光ダム、ベスト10
宮ケ瀬ダムが黒部ダムをおさせて堂々1位！

日本経済新聞が選ぶ「涼んで楽しむ♪　夏に行きたい観光ダム、ベスト10」にて、宮ケ瀬ダムが第1位に輝きました！

http://style.nikkei.com/article/DGXKZO03452330Q6A610C1W01001

都心から約50キロメートルという近さが魅力。定期的に観光放流している数少ないダムで、その水量は毎秒30トンと黒部ダムの２倍以上。25メートルプールが12秒で満水になる量という。頭上70メートルからの放流は迫力満点だ。放流は４月から11月の毎週水曜日と毎月第２日曜日、第２第４金曜日に行う。11時からと14時からの２回ある。

日経電子版 涼んで楽しむ♪ 夏に行きたい観光ダム、ベスト10より

「放流に加えて施設や公園も充実している」「親子で楽しめる要素が全てそろっている」など、来場者にも大変好評です。

日本一や世界初が意外なところに隠れていました

宮ケ瀬ダムを視察して、日本一や世界初が詰まっている場所だと感じました。
施設や公園が充実しており、こども連れの家族が一日楽しめる場所です。

ネットで「宮ケ瀬」で検索をしますと、第二検索ワードで「温泉」が出てきます。

温泉？？意外な組み合わせだったので、ちょっと地図を見てみました。
「宮ケ瀬　温泉」でGogoleでマップ検索をすると、次のような図になります。
宮ケ瀬湖畔エリアのみならず、さらに広域に範囲を広げて周辺にある温泉も絡めた観光を考えてもいいのかもしれません。

宮ケ瀬ダムはものすごいポテンシャルを持っていることがわかりました。
この資源をさらに活用する手法を考えていきたいですね。

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