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Wordで文字間隔を調整してカーニングをしたい!と思ったことはありませんか?
私はよくあります。文字間隔を「狭く」または「広く」する機能はありますが、いちいちフォントダイアログボックスを表示しなくてはならず、非効率的です。

ショートカットキーがあればいいのですが、無い・・
ショートカットキーが無いなら作ってしまいましょう!

PhotoshopやIllustratorのようにショートカットキーでカーニングができるととても便利ですよね。

では、本題です。
Word2013の場合、つぎの2ステップでショートカットキーを作ると簡単だと思います。

  1. マクロの記録
  2. VBAコードの編集

マクロ??VBA??ムズカシソウ・・・
と思われた方もいらっしゃると思いますが、全手順を解説いたしますので、ご安心ください。

ステップ1 マクロの記録

次のような文字が入力されているとして、作業を進めます。
カーニング前

「パ」の字をドラッグして選択します。
パを選択

 

[開発]タブをクリックし[マクロの記録]をクリックします。
※[開発]タブを表示するには[ファイル]→[オプション]→[リボンのユーザー設定]→[開発]のチェックをONにします。
マクロの記録

[マクロ名]に「文字間隔を狭く」と入力し、[キーボード]をクリックします。
マクロ名の入力

[割り当てるキーを押してください]という欄にカーソルがあるこを確認して「Ctrl」+「,」のキーを押します。
ショートカットキーの割り当て2

[割り当て]をクリックし、[現在のキー]欄に「Ctrl+,」と表示されていることを確認します。
[閉じる]をクリックします。
ショートカットキーの割り当て

[ホーム]タブをクリックして、下図のボタンをクリックします。

フォントダイアログボックスの起動

[詳細設定]タブをクリックし、文字間隔の▼をクリックします。
[文字間隔]欄に「狭く」と表示され、 [間隔]欄に「0.1pt」と表示されたことを確認します。
[OK]をクリックします。

詳細設定タブ

[開発]タブ→[記録終了]をクリックします。
マクロの記録終了

ステップ2 VBAの編集

「Alt」+「F11」キーを押します。

Visual Basic Editor が起動します。

[標準モジュール]をダブルクリックし[NewMacros]をクリックすると、右側に「文字間隔を狭く」マクロのコードが表示されます。

VBAコードの画面

 

下図のように文字を削除して修正します。
VBAコードの編集1

さらに、下図のように修正します。
VBAコードの編集2

 

[上書き保存]をクリックします。
上書き保存

[閉じる]をクリックします。
VBA Editorを閉じる

ワードの画面に戻ってきます。

これでショートカットキーが完成しました!
Ctrl + , を押すたびに、文字間隔が「0.1pt」ずつ狭くなっていきます。

ショートカットキーを使ってみる

「パ」が選択されていることを確認します。
パを選択

Ctrl + , キーを押すごとに「パ」と「ソ」の間隔が狭くなります。

「パソコン」の各目次の間隔を調整してみました。
文字間隔調整後

調整前はこちら
文字間隔調整前

いかがでしたか?
同様の手順で文字間隔を広くするショートカットキーも作ることができますので、ぜひお試しください。
普段からワードでチラシやポスターを作っているときに、カーニングがもっと楽にできたらなぁ。と思っていまいた。
それならショートカットキーを作ってしまおう!ということで、作ってみました。

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