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専門学校ではゲームモバイルアプリ科において「UXデザイン概論」の講師を担当しております。

UXデザイン = ユーザーにとって最高に使いやすいアプリを作るための手法

とお考えください。(詳しくは別のブログで書いていければと思います。)

座学から実践へ!ワークショップを実施

今までは座学のみの授業でしたが、本日は一転してワークショップを実施しました。
ワークショップって?という方もいらっしゃると思いますので、強引に一言で言います。

ワークショップ = 皆でワイワイ課題解決をする「体験型の授業」 です。。。強引過ぎたかも。

座学のみで「刺激」に飢えていた学生がイキイキと議論を交わしております。

⇒ ブログ『ヤル気・動機づけに4つの視点』 J.M.ケラーの「ARCSモデル」のA:Attention(注意)の要素です。

workshop01

ワークショップのテーマ

ワークショップのテーマは「このシステム、誰のために作るの?」です。
やみくもにシステムを作っても、ユーザーにとって使いやすいシステムにはなりません。

誰に向けて作るのか?が重要なのです。

例えば、お料理も「旦那のために作る」などと提供する相手をイメージしますよね。
旦那は辛い物がすきだから・・・
今日はキムチ鍋ね!となります。
きっと、旦那は大喜びすることでしょう!(本日の夕飯はキムチ鍋でした。私は大喜びなのであります。)

システムの開発においても、使う人をイメージするのは大事です。

そのユーザーはパソコンで操作するのか、それともスマホなのか。
キーボードの操作は得意か、苦手か、などなど。
詳細にイメージして初めて使いやすいシステムができます。

今回の例題は「会議室の予約システム」

例題の会議室予約システムの主なユーザーは次の3人です。

  • 会議室の予約を頻繁に行う中堅社員
  • 人に頼まれて会議室の予約をたまに行う事務員
  • 会議室の予約をほとんど行ったことが無い新入社員

「中堅社員は会議室の内容まで詳細に把握しているね」
「新入社員はどの会議室にホワイトボードがあるのか?詳細まで把握していないね」

多くの議論が生まれます。

見事に課題達成!

workshop02

1時間30分の短い時間でしたが、「会議予約システム」の利用者像を形にすることができました。

ちなみに、利用者象のことを「ペルソナ」といいます。

ペルソナを作るための手順などをまとめた手法を「ペルソナ・シナリオ手法」と言いますが、各ステップを着実にこなし、不完全ながらもペルソナの作成までをやり遂げました。

【参考】 ペルソナ・シナリオ手法のステップ

  1. 行動変数の抽出
  2. ユーザーのマッピング
  3. ユーザーのセグメンテーション
  4. ペルソナの作成
  5. シナリオとゴールの記述

成功要因:リーダーの任命

自主的を生んだ要因はリーダーの任命であったと思います。

ワークショップの初めにプロジェクトリーダーを決めてもらい、取りまとめを任せました。
リーダーはチームをまとめようとし、周りはそれをサポートしようとしました。

リーダー!お疲れ様でした!

ワークショップをやってみて良かったところ

  1. 自主性が生まれた
  2. 学生同士の新しいコミュニケーションが生まれた
  3. 学習内容が定着した(と思う)

講師道はまだまだ続く

ワークショップをやってみて嬉しい変化がありました。

座学の段階では「UXデザインなんて興味ねぇ~~。。。」という感じでどこか身が入らない感じだったある生徒。

ワークショップにおいてはイキイキして意見を出していました。

さらに、テキストもしっかり読み込むようになりました。
今後、座学に対する姿勢も変わるのではないかと思います。変わるといいな!

最高の授業を実現するため、まだまだ工夫が必要です。
講師道は続くのであります。

本日は以上です。

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