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前回の記事「統一地方選挙が近いので最も効果的なポスターの配色について考察してみた」がとても好評だったため、今度はキャッチコピーに関して考察を行ってみたいと思います。

投票する際に最も重要視する要素は「主義・主張」

平成25年9月の堺市長選挙の「選挙に関する意識調査について」を検証用のデータとして見て行きたいと思います。

下図(出展:堺市の選挙に関する意識調査について)は特定の候補者を選ぶ主な理由について3つ選ぶという設問結果です。

個人の主義・主張、または政党としての主義・主張、そして地元のために頑張っているかという点を重視しているということが明確に表れています。

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紙媒体が最も有権者にアプローチできる手段

次に「今回の市長選挙であなたが印象に残ったもの(いくつでも可)」を見てみます。

このアンケート結果を見ると候補者を選択する際に印象に残ったものは、「ポスター、チラシ、選挙公報」だったということが分かります。これからの結果から、

有権者が投票先を選択する際に影響を持っているのは紙媒体である

と言えます。

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印象に残るだけではなく、共感を得られるポスター作りが重要であると言えます

ここまでの考察をまとめると、有権者が投票先を決める行動に対して影響を与えている要素は、

  • 主義・主張が共感できるものかどうか
  • ポスター、チラシが印象に残っているかどうか
  • 選挙公報でしっかり共感を得られるアピールができているか

という3つの要素であると言えます。この3つをしっかりと押さえられているかどうかが選挙戦を勝ち抜く上での最初の一歩、そして同時に最も重要な一歩であると言えます。この3つのいずれかにミスがあるということは、選挙戦を展開していく上で大きなハンデとなりますし、前回の記事で示した有権者が投票先を決めるタイミングのグラフと合わせて考えると、そのミスがあった時点で終了ということになります。

というわけで共感を得られるキャッチコピーについて考えてみました。

有権者と課題を共有し、かつ具体的なイメージを表現できていることが重要

前回の記事で使ったポスターでキャッチコピーを表現していきたいと思います。以下の3つのポスター、どれが最も共感を得られ、印象に残るキャッチコピーでしたか?

選挙で効果的なキャッチコピーを考察

一番左は、スローガン的なキャッチコピー、真ん中は具体的で直球のキャッチコピー、一番右は投票行動をお願いする文章です。

一番右のキャッチコピーは論外です。文字が多すぎて読みづらいので多くの人に読んでもらえる機会を損失してしまいます。選挙に関しては有権者は基本的に興味を持っていないという前提を持つべきです。ですから、一瞬で理解できるキャッチコピーであることが最低限の条件です。

一番左は既に実績がある方であれば、このキャッチコピーが良いのではないでしょうか。有権者は立候補者のこれまでの実績をベースとしてこのポスターを見ることができるからです。

真ん中に関しては具体的なのは良いのですが、減税を課題として捉えていない有権者に対しては課題を共有することができませんので、ターゲットがかなり絞りこまれてしまうことになります。

もし弊社の代表が選挙戦に出るというのであれば(笑)、減税実行とするかどうかはさておき、真ん中のポスターのように具体的で、有権者が最も課題と感じているテーマを4文字程度で表現した堂々としたポスターが良いと考えています。奇をてらったり、異表をついたものとはせず、正々堂々、実直、誠実、真正面から市民と向き合った政治を行う覚悟を表現したものとしたいと思います。

作って!並べて!比較することが大切です。

キャッチコピーの考え方としては、

  • 現役で既に実績があるならば、具体性よりも実績、またこれまでの方向性を改めて主張
  • 新人であれば、ターゲットを絞り込んで特定の課題を共有することができる有権者にアプローチ

と考えるのが良いのではないでしょうか。

ポスターの良し悪しを決めるのは立候補者本人の感覚ではなく、有権者がどのように感じるかです。

書きたいことはたくさんあるとは思いますが、それを全部書いても誰も読んでくれません。通り過ぎる一瞬で読むことができるようなスローガン系、具体的系の両方の視点からキャッチコピーを10案ほど出し、簡単なラフデザインでも構いませんので、ポスターを作成し、全部を並べて比較することがより良いポスター、そしてキャッチコピー作りのためには重要となるでしょう。

選挙ポスターの制作、アドバイス承ります!(もちろん、選挙ポスター以外も!)

弊社はデータに基づく分析を実施し、主観ではなく客観的な視点でのポスターの制作を行うことができます。

アドバイスを承っておりますので、お気軽にご相談ください。選挙ポスター以外のご相談もどうぞ!

この記事であなたの課題を解決することができましたか?

疑問点があったり、解決できなかったことがありましたら、お気軽にご相談してください。

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三宅 崇之

三宅 崇之

取締役/ストックマーケティング事業部長インクループ株式会社
研究大好き。WEBサイトを通し集積したデータを分析することで、現状を正確に把握し、次の一手を生み出すことを目的としたマーケティングを実行し、より良い企画・計画を提案することを得意としています。

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