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任天堂株式会社から2015年7月13日に公表された岩田社長の逝去は全世界に衝撃を与えました。

胆管腫瘍を患っていたことが原因で満55歳(享年57)という若さでした。

ご冥福をお祈りいたします

岩田社長、本当にありがとうございました。

3DS、Wiiを生み出し、ゲームの概念を再定義

岩田社長の功績は「ゲームを再定義」したことです。

ファミコン、スーパーファミコン、Nintendo64、GameCubeと続いてきた任天堂の据置型ゲーム機ですが、Nintendo64でまさかのゲーム機シェア1位から陥落し、ソニーのプレイステーションの後塵を拝すことになってしまいました。

伝説の名機 Nintendo64

シェアという一面ではNo.1ではありませんでしたが、Nintendo64で発売された「スーパーマリオ64」は後の3Dゲームをまさに定義したゲームでした。2Dの横スクロールアクションも、3D空間におけるアクションゲームもどちらも任天堂が定義したのです。

プレイステーション2が発売されたころから、ゲームの映像表現がどんどん緻密でリアルになっていくことを良しとする傾向が出てきたと思います。ゲームが発売されると映像美ばかりが取り上げられ、ゲームの本質的な要素である「楽しい」が忘れ去られていた時期でもありました。

DS、Wiiの誕生

そんな中、DS、Wiiが任天堂から発表されたのです。発表当時はWiiに関しては据え置きでグラフィックはショボすぎる、DSは意味不明という評価でした。実際、私の周りでもDSはキワモノ扱いでした。

しかしながら、そのような評価とは関係なく、その後の結果はご存知の通り、世界的な大ヒットとなったのです。

Wiiは今遊んでも面白い

グラフィックを追求するのではなく、ゲームとしての遊び、本当のゲームの楽しさとは何なのか?を追求し、ゲームを再定義したのが岩田社長でした。

正直、未だに我が家ではWiiのボーリングで遊んでいます。もう10年近く前に発売されたゲームなのに未だに面白く、家族全員で楽しめる理由は遊びの本質を捉えているからに違いありません。

今後の任天堂に期待しています

任天堂はDeNAとの業務・資本提携を発表しており、NXという次世代ゲーム機を開発しているそうです。

岩田社長が再定義した「ゲーム本来の楽しさ」はゲーム機としての主役をゲーム専用機からモバイルデバイスへと移行させてしまいました。自らが定義したグラフィックに頼らないシンプルな楽しさがモバイルデバイスの適正と完全に合致してしまったことが原因です。

ある意味、スマホのゲームを切り開き、開拓するための準備を整えたのは岩田社長自身でもあるのです。それがまさか任天堂の苦戦要因になるとは・・。

誰もが想像していない未来を定義

モバゲーを展開するDeNAと提携することで、

  • これまでの携帯、据え置きゲーム機の枠に収まらない
  • スマートフォンのようなモバイルデバイスでは実現できない

このような誰もが想像していなかったようなゲーム機をリリースすることを任天堂は考えているのではないかなと期待しています。

ゲームで遊ぶ人口は過去最大

スマホの簡単なゲームで遊ぶ人も含めると、世界的にゲームで遊ぶ人口は過去最大になっているのではないかと思います。(ちゃんと調べてなくてすみません。)

スマートフォンで流行っているゲームは飽きられるまでの期間が短く、開発者は次々と新しいゲームを開発し続ける必要があります。

据え置きゲーム機では名作と言われるソフトが生み出され、そしてファンと共に育てられ、進化していったのですが、スマートフォン系のゲームではそのような名作ソフトが生まれているような気配はありません。過去に据え置きハードで発売された迷惑のリメイクがスマホに移植されているのが現状です。

ゲーム専用機に原点回帰する時が来る

移植されたゲームもタッチパネルだと操作性が悪く、快適なプレイができないといった課題もあります。RPGのようなアクション性が乏しいゲームですら、タッチパネルだと操作しづらいのが現状です。

やはりゲームはゲーム専用機でやったほうが面白い!という原点回帰がそろそろ起こるのではないかと思っていたりします。

やっぱり十字キーは偉大です!

そんな私はドラクエ10をもう3年ほどやってます。(今度の8月2日で3周年。早いものです。)

PC版なんですけど、WiiクラシックコントローラーをUSBで接続してプレイするのが一番快適です。ちなみに嫁はWii版です。

ゲームは必需品ではありませんが、我々の世代にとっては必需品となっている人も多いのではないでしょうか。

岩田社長、本当にありがとうございました!

次世代のゲームがどのように進化していくのか、本当に楽しみです!

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