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クライアントさまからデータで写真や絵をいただいくと、「この画像は使えないですよぉ!」と悲鳴をあげよじよじ身をひねることが生業上よくあります。

言われたことありませんか? 「この画像小さくて使えません!」と。

「そんなわけあるか! ちゃんとカメラで撮影したんだぞ!」って思ったことがある方、多いと思います。

でもそれ、本当に使えない画像である可能性が高いのです。

 

画素数とピクセル(pixel)はほぼ同じもの

よく500万画素、800万画素、と、画素数の高さを詠っているデジカメがあります。画素数が高いと写真はきれいになるのか! そいつはわかりやすくていいな! と思っていたころが私にもありました。

でも、画素数が高いと、写真は「密度を増す」だけなのですね。

1画素=1ピクセルと覚えてください。

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上記のイラストでいくと、おとうさんが握ったおにぎりのほうが圧倒的ボリューム感でお米がぎゅうぎゅう、重さもおかあさんが握ったおにぎりよりも重くなっているわけです。

  1. おとうさんの握ったおにぎりは米粒が多い
  2. おとうさんの握ったおにぎりは重たい
  3. でも見た目はおかあさんの握ったおにぎりと変わらない

という現象が起こるのです。

データになっている写真に言い換えると

  1. 画素数の高い写真はピクセル数が多い
  2. 画素数の高い写真はデータとして重たい
  3. でも見た目のサイズは画素数の低い写真と変わらない

ということになります。

 

画素数の多さは画像のきれいさに密接に関係している

画素数が高い=ピクセル数が多いと、もちろん画像はきれいになります。

画素数を米粒に例えると、めっちゃぎゅっぎゅっと握った圧倒的ボリューム感のおにぎりになりますが、画像に置き換えたとき、この米粒が平面になります。

米粒を平面に並べるとこういう形になります。

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つまり、米粒の数が多い=画素数が高い=ピクセル数が多いおにぎりのほうが、同じ1×1の画像を作る際に、情報量を多く含む、ということになります。

情報量が多いと「この画像のここはこういう色をしているのよ!」と表現する部分の幅がガツンと大きく広がるので「画像がきれいになる」という言い方をすることができます。

 

パソコンで写真やイラストを編集する時に出てくる画像解像度とは

さきほど米粒を並べた正方形を1×1にしていましたが、画像解像度というのはここに関わってきます。

  • 1インチ×1インチの中に入っているドット数=dot per inch=dpi
  • 1インチ×1インチの中に入っているピクセル数=pixel per inch=ppi

ということで、インチの中に入っているピクセル数=画素数の数値が画像解像度、というものになります。(ドットとピクセルはほぼ一緒のものです)

画像解像度が高い、というのは、写真のとある1インチ×1インチの部分を引っ張ってきたときに、そこに入っているピクセルがいっぱいあるよ! という意味です。

 

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ひとくち口にいれたとき、おかあさんのおにぎりよりもおとうさんのおにぎりのほうが米粒いっぱいでした! ぼりゅーみー! ってことです。

パソコンの画面で画像を大きくするとじゃぎじゃぎになるのは

ホームページで使用された画像を、ワードやエクセルといったソフトで大きくすると、画像に細かいモザイクがかかったようになります。

ピクセルは定められたら情報を増やせません。となりにできるピクセルに情報をコピーして、大きくなるだけです。

なので、こういう現象がおきます。

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昔のマリオで敵が巨大化するステージをご存知の方はどれくらいいらっしゃるのでしょうか。あの違和感再びです。

こんなにじゃぎじゃぎな画像が美しいといえるでしょうか否!

「この画像は使えないですよぉ!」と身をよじよじしてしまうのは、この現象が起きるからなのです。

 

画面できれいに見えても印刷するとじゃぎじゃぎになる

印刷に必要なdpi数はカラーで300~350、モノクロで600~1200といわれています。

でもパソコンやスマホ、携帯で見える画像はだいたい72dpiなのです。

モニターというものは通常それくらいしか再現できる幅がないのですね。最近の4Kテレビはすごくて横3840×縦2160ピクセル=829万4400画素数というとんでもな解像度をしているのでとてもきれいなのです。お高いわけです。でもすっごいきれいなのです。

ホームページで使われている画像が、印刷にそのまま使えない理由はここにあります。

ホームページで使われている画像は、画像解像度が低く設定されているので、印刷に必要なピクセル数がなく、結果的にピクセルを拡大するほかなくて、画像が荒れるのです。

業界用語だと「ジャギる」なんて言い方をします。

ジャギりを戻す方法はありません。ピクセルは定められたら情報を増やせません。となりにできるピクセルに情報をコピーして、大きくなるだけです。

言ってしまえばおかあさんのおにぎりに水をぶちこんで、ふやかしてむりくり大きくしているようなものです。味も何もあったもんじゃありません。

 

Photoshopで画像をモザイクにしないまま編集する方法

Photoshopで画像を小さくし、確定エンターを押してしまうと、画像はその段階でピクセルの情報を編集してしまいます。つまり、一度画像を小さくして、再び大きくしてしまうとジャギってしまうのですね。

いちいち原寸ファイルをとっておいて、サイズが確定するまでずっと拡大縮小……そういう面倒なことをしなくてもいいようにしてくれる子がこちら。

画像をファイル上に持って来たら、「スマートオブジェクトに変換」!

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レイヤーの上で右クリックすると出てきます。

スマートオブジェクトにすると、元の画質を保持したまま、編集、拡大縮小、回転、ワープその他自由自在です。

画質が保持されたままになりますので、ファイルとしては重たくなりますのでご注意ください。

いずれにしても原寸の写真はとっておいたほうがよいのです……。

 

画素数、画像解像度が多ければ多いほど写真はきれいなのか?

実はそうでもないようです。

>> 画素数が多いほど画質が低下するのはなぜ?

自分は残念ながらカメラマンではないという事実……。

ただ言えることは「とにかく何かをデザイナーに依頼するとき、画像解像度はあるだけあったほうがいい!」ということです。

編集において、写真は「大は小を兼ねる」ことができるのです。

 

ちなみに私は高密度のおにぎりよりもおかあさんの握ったふんわりおにぎりのほうが好きです。

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久保田 里美

久保田 里美

価値あるコンテンツ制作部インクループ株式会社
デザイナー。コンセプト設立からデザインを理論立てて起こすことをポリシーに、WEB媒体から紙媒体まで幅広く手掛けていきたいデザイナー。日々勉強日々精進。

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