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【Illustrator】バレンタインに手作りカード3!リアルなパールの作り方
バレンタインのネタばっかり書いていますが、チョコレートはバレンタイン終了後に買い占めるつもり満々です。
いただくぶんにはウェルカムです。
全開でそれなりにキュートなカードができたかなぁと思うのですが、ちょっと趣味でゴージャスにしてみたいと思います。
>>「【Illustrator】バレンタインに手作りカード2!3分でできるイラストレーターでのドットの作り方」
今回のブログの見出しはコチラです!
立体感のあるパールをさっくり作るために必要なのは「ブレンドツール」
「こんなことできるのかな?」と思ったツールは、だいたいイラストレーターさんにもフォトショップさんにも実装されています。ようはその名称だったり使い方だったりを知らないから「わからん!」になってしまうわけです。
知ってしまえばこんなにカワ(・∀・)イイ!!ツールもありません。イラストレーターをカワイイと言うと大概ヘンタイ扱いを受けるのですが、非常に不本意です。
今回は使用ツールが多いのでツールは割愛しますが、手順としてはこんな感じ。
- ベースとなる円をつくる
- ベースの円に色をつくる(ブレンドツール)
- パールの影になる部分をつくる
- パールの影に色をつくる(ブレンドツール)
次回のブログでこのパールを使ったチェーンを作って、アイキャッチのようにカードに飾りたいと思います。ぎりぎりバレンタイン間に合いますね
イラストレーターのブレンドツールって何?どう使うの?
ブレンドツールは指定した二つのオブジェクトのいろんな要素(色、形、透明度、描画モード)などを混ぜながら、指定した数だけ「変化していくように」生成してくれる非常に賢いツールです。
イラストレーターは、グラデーションを使うとブラシが使えません。なので、綺麗なグラデーションのかかったオブジェクトをブラシで使いたいというときは、このブレンドツールが非常によい相棒になってくれます。
ではまいりましょう。
1.シェイプツールから円ツールを選択、Shift+ドラッグで正円を描く
2.円に色を付け、さらにもう一つ小さな円を描き、上に重ねて白にする。
ついでに線も消しておきましょう。線を付けた状態でブレンドすると線も一緒に生成されてしまいます。
「?」となった方、次の手順を線を入れた状態でやってみてくださいませ。
3.オブジェクトをすべて選択した状態で、ブレンドツールをクリック、さらに図のアンカーを一度ずつクリックします。
アンカーはベクトルでできているパスの基準となる点です。アンカーとアンカーを結ぶように選択することで、より正確にブレンドされる条件を指定できます。
アンカーの数が異なるオブジェクトをブレンドさせたいようなときは、オブジェクトよりもそれを構成するアンカーを選択したほうがより緻密に図形をコントロールできます。
4.ブレンドツールのアイコンをダブルクリックして、ブレンドの調整をします。
ツールバーに入っているアイコンは、どれもダブルクリックするとダイアログが表示されます。困ったときのダブルクリック。
5.ステップ数を任意の数値にする
25にしていますが、30とか100とか200も生成できます。ただしとてもデータとしては重たいです。綺麗なグラデーションを作成したい場合は数を多くしましょう。
6.新たに円を作成、斜め上にコピー&ペーストして、パレットの「パスファインダー」から「分割」を選択します。
7.3つに分かれたパーツのうち、右上二つをデリート、残った三日月のオブジェクトを作っておいたベースの円の上に重ねます。
描くのを忘れていますが、このデザイナーは非常に感覚で物を作っていますので大きさが適当です。
適当でも作れるという証明にはなっていますが、きっちりやりたい方は、きちんとサイズを確認しながら作成しましょう。
8.色を変えて、「オブジェクト>>パス>>パスのオフセット」を選択、小さな三日月をつくる
パスのオフセットは選択したオブジェクトに対して、「マイナス数値だと内側」「プラス表記だと外側」に図形を生成してくれます。
9.中央部分の三日月の色を濃い目に変更、三日月を二つ選択したのち、ブレンドツールを適応します。
手順3と同じように、ブレンドツールを適応します。今回のステップ数は15にしました。
ちなみに、カラーパネルのカラースライダーをいじる時、シフトを押しながらスライドすると、トーンを維持した状態でカラー変更ができます。これはフォトショップでも同じ仕様です。
10.全てのオブジェクトを選択し、「オブジェクト>>ブレンド>>拡張」で拡張します。
「拡張」とは、「アピアランスを分割」によく似た機能で、「ブレンドされた状態で一つのオブジェクト」だったものを、「ブレンドで生成した総数ぶんの単体オブジェクト」にする機能です。言っている本人が何を言っているのかよくわかりません。ので次の図を見てください。
11.完成しました。
もうよくわからん数のオブジェクトが生成されていますね。これがブレンドという機能になります。
完成系はこちら。
次のブログでこちらをチェーン状につなげて、以下のような装飾をつけたいと思います。
次回使うツールは「ブラシ」です!
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