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エクセルで数値に単位を付けて表示し計算をする方法
エクセルのギモンをやさしく解決するカラちゃん先生のエクセル講座。
数値に「円」「台」「時間」などの単位を付けて表示し、さらに計算もしたいというニーズは多くあります。
しかし、単純にセルに「100円」などと入力をしてしまうと”文字列”として認識されてしまい、計算ができなくなってしまいます。
「どうしたらいいんだ~~~!!」とお困りの方に有益なブログ記事となります。
このように、単位付きの数値を計算式で使用したい場合、数値に任意の単位を付けるには、表示形式を設定します。
今回も1分動画にまとめましたので、まずはこちらをどうぞ!
今回のブログの見出しはコチラです!
表示形式の解説
それでは、一つひとつ手順を確認しながら解説をしていきたいと思います。
下図のように、単価に「円」を表示します。
[ホーム]タブをクリックし[表示形式]の▼をクリックします。
[その他の表示形式]をクリックします。
分類から[ユーザー定義]をクリックし、種類の欄に「0円」と入力します。
[OK]をクリックします。
単価に円が付きました!!
ちゃんと計算もできてますよね!D列に単価と数量を掛けた結果が表示されていると思います!↑↑↑
表示形式とは?
エクセルでは、セルに対して表示形式を設定することで、入力したデータをさまざまな形式で表示することができます。
今回の例では「25000」と入力したデータを「25000円」と表示しました。
表示形式は、データの見え方を変えるだけなので、データ自体を変更しているわけではないのです。
なので、25000という数値を25,000円と表示したとしても、データ自体は25000という数値のままであり、計算ができます。
エクセルには、「%」や「\」などのよく使われる表示形式が予め用意されており、ボタン一つで設定できるようになっています。
今回の「円」を付けて表示するなど、予め用意されたボタンでは実現できないものは「ユーザー定義」を使用します。
ユーザー定義を使いこなすためには、いくつかの「書式記号」を覚える必要があります。
数値の書式記号
書式記号 | 説明 |
---|---|
# | 1桁の数字を示します。#の数だけ桁数が指定され、その有効桁数しか表示されません。また、余分な0も表示されません。 |
0 | 1桁の数字を示すが、指定したゼロの桁数だけ常にゼロが表示されます。 |
ユーザー定義の表示形式の使用例
表示形式 | セルに入力した値 | セルに表示される結果 |
---|---|---|
#.# | 12.345 | 12.3 ※1 |
#.0000 | 12.345 | 12.3450 |
#.0# | 12.345 | 12.35 ※2 |
#.0# | 12 | 12.0 |
0″円” | 15000 | 15000円 ※3 |
※1:整数の位に指定した書式記号の桁数よりも、入力した整数の位の桁数が多い場合は、すべての整数の位が表示されます。
※2:小数の位に指定した書式記号の桁数よりも、入力した小数の位の桁数が多い場合は、書式記号で設定した桁数に合わせて小数の位の桁数が四捨五入されます。
※3:数値を入力し、特定の文字列も同時に表示させる場合、数値の書式の後に特定の文字列を二重引用符 (“”) で囲みます。
なんだか、最後は小難しくなってしまいましたが、表示形式はエクセルの重要機能ですので、しっかり使えるようになっておきましょう!
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