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最近はフリーの写真素材もたくさん出回っておりまして、個人で使う分にはあまり困らない世の中です。

が、商業用となるとお金がかかるし、フリーで使えても著作権表示が必要なものが大半。わかってはいるのですが、著作権表示が必要な素材写真をいっぱいつかっていると「あれーこの著作権どの写真だっけー?」となるものです。

商品写真や風景写真は致し方ないにしても、良質なペーパーや壁、床などのテクスチャ素材まで買うとなると、かなりのコストアップ。

ええ。作りましょう。

コストダウンのためにも!

メタル・金属素材のテクスチャを作る10分間チュートリアルの流れ

Photoshopは本来、絵を描くためのツールではありません。写真を徹底的に編集、加工するためのツールです。

なので、ある程度のテクスチャは作成可能なようにツールが揃っています。

今回のメニューはこんな感じで。

  1. ベースとなる画像をグラデーションで作成する(2分)
  2. ベースとなる画像の色彩を消して銀色のグラデーションを作る(1分)
  3. ベースとなる画像を編集してメタル特有のつやを出す(5分)
  4. 予備(2分)

今回のファイルはこちらのサイズになっております。

>w1000px – h1000px 正方形 RGB 解像度72

ファイル詳細

1.レイヤーを何色でもいいので塗りつぶし、レイヤーをダブルクリック、レイヤースタイル>グラデーションオーバーレイ>グラデーションエディターのグラデーションタイプを「ノイズ」に

グラデーションエディター1

グラデーションタイプをノイズにすると、画面がこんなふうになります。

グラデーションエディター

荒さを「80%」に指定し、カラーモデルはRGBのまま、カラースライダーの黒いほうをRGB全部真ん中あたりに持ってきましょう。

だいたいで大丈夫です。オプションで「色を制限」にチェックし、「開始位置を乱数的に変化させる」ボタンでおこのみのグラデーションを作ってください。

「薄いところと暗いところがある」のがポイントです。

2.色調補正パレットから「色相・彩度」を選択し、彩度のスライダーを一気に左へ(-100)、さらにレベル補正で明るさを調整

彩度を変化

色相・彩度の調整レイヤーは「レイヤー>新規調整レイヤ―>色相・彩度」でも出てきます。

同じように「レベル補正」の調整レイヤ―を作って、スライダーの黒と白の間をなんとなく詰めてみましょう。

明るさの調整

3.レイヤーを一枚コピーし、コピーしたレイヤーを「編集>垂直方向に反転」、オーバーレイ30%くらいにして色味をさらに調整する

ここらへんの色味調整は割と好みにかたよります。なので端折っても大丈夫。

オーバーレイ

4.背景に灰色を置いて、グラデーションのレイヤーにマスクをかける

雲模様適応

レイヤーを統合した後、新規でレイヤーをつくり、お好みの灰色で塗りつぶします。そのあと、レイヤーを移動させて、「グラデーションのレイヤー」が上にくるようにします。こいつにマスクをかけたのち、「フィルター>描画>雲模様2」を適応します。

マスク調整

児童で属性パネルが開き、「マスク」の調整ができるようになりますので濃度を45%くらいまで下げます。

5.レイヤースタイルでより強いハイライトを適応する

リニアライト

全てのレイヤーを統合後、レイヤースタイルで再びグラデーションオーバーレイにチェック、描画モードを「リニアライト75%」に設定し、角度を45度にします。

これでテクスチャは完成です。こんな感じ。

メタル素材

角丸長方形をこのレイヤーの下に置き、クリッピングマスク(Alt+レイヤーとレイヤーの間をクリック)して、レイヤースタイルからべベルとエンボスを描けるとこんなふうになります。

ベベルエンボス

 

このグレートーンのものに色を付けたり、錆を付けたりするともっとリアリティが出ます。「どれつかっていいのかわからん!」「どのテクスチャ素材も気に入らない!」という方は、ぜひとも自家製テクスチャをお勧めします。

プレート

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